アイコン ホシザキ電機 12月期の業績予想 上方修正

12月期決算をこれまで、当期利益予想を58億円としていたが、2日修正して74億円になると発表した。
同社は修正理由について、前期の大幅な設備投資抑制を受けた一部顧客における設備投資の再開に加えて、需要期に好天に恵まれたこともあり、幅広い業種向けに、主力製品の販売が好調に推移した。また、海外におきましても、米国においては本格的に需要が回復しつつあり、主力製品の販売が好調。さらに、国内、海外において、これまで継続して取組んできました新規顧客の開拓、買い替え需要の取り込み、保守・サービスの強化、原価低減並びに販売費及び一般管理費の削減を継続することで、販売数量の増大に加えて、利益の捻出に努めた。

一方、第3四半期以降における、国内、海外の市場環境は、依然として楽観視できる状況ではない。国内においては、外食産業を取り巻く環境は依然不透明であり、新規出店および設備投資は本格的な回復に至っていない。一部製品において、第3四半期以降の需要の先取りの可能性も懸念される。
また、海外においては、欧州全体の需要回復には至っておらず、金融不安の影響拡大が懸念事項。
また、前回発表の予想では、業績見通しの前提となる為替レートにつきまして、1米ドル=90円、1ユーロ=125円と想定しておりましたが、通期業績予想においては、ユーロのみ1ユーロ=120円へ修正している。 

製氷機の世界シェアー30%
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年12月期前回予想
160,000
9,000
9,300
5,800
10年12月期今回予想
165,300
11,000
11,900
7,400
飲食業界が、本格的な回復を見せてきた場合、同社の利益はどこまで跳ね上がるのだろう。
[ 2010年8月 3日 ]
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