イビデン/第①四半期 建材部門ではレオパレスの影響が・・・
同社は、プリント配線板は、スマートフォン向け高付加価値製品へと品種構成の切り換えを進めたが、従来型携帯電話向け製品の受注量減の影響を補えず売上減となった。パッケージ基板は、小型・薄型パッケージ分野において、携帯電子機器向けに拡大が見込まれる超小型・多層パッケージへの移行を重点的に進めたことにより、売上高は前年並みとなりました。パソコン・サーバー向け高機能多層パッケージ分野においては、高付加価値製品である新世代パッケージ基板の出荷量が増加したことから売上増となった。
以上のように電子部品関係では回復してきた同社であるが、建材部門は主力受注先のレオパレスが、入居率が悪化して怪しくなってきており、建材事業部門は売上が減少している。建材事業:メラミン化粧板は、商業施設及びマンション着工件数の低迷により売上減。住宅設備機器は、住宅着工数低迷の影響に伴い、集合住宅向け製品の販売が減少したことにより売上減。以上により、建材事業の売上高は41 億29 百万円となり、前年同期に比べ24.6%減少。また、同事業の営業損失は3 億55 百万円となったとしている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第①四半期 | 61,720 | 3,165 | 2,308 | 2,331 |
11年3月期第①四半期 | 69,162 | 8,590 | 7,957 | 3,033 |
前期決算比 | 112.1% | 271.4% | 344.8% | 130.1% |
11年3月期予想 | 300,000 | 31,000 | 29,500 | 18,200 |
[ 2010年8月 3日 ]
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