アイコン タカラスタンダード/第①四半期 厳しい環境続く

システムキッチンの№1プレイヤーの同社は、分譲マンションでの納品に圧倒的な強さを誇っているが、努力の成果によりそれほどの落ち込みを見せていない。
同社は市場を次のように分析している。新設住宅着工戸数は、持ち直しの兆しが見え始めたものの不安定な情勢にあり、リフォームについても盛り上がりを欠く状況にて推移。また、厳しい価格競争や不動産市況の低迷など、住宅設備機器業界を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いていると見ている。

業績面は、新築需要・リフォーム需要の獲得による売上確保を図るべく、同社独自のホーロー技術を生かした商品開発を積極的に推し進めたが、分譲マンション市場の回復の遅れが影響し、当第1四半期連結累計期間における売上高は308億33百万円(前年同期比4.8%減)。一方、コスト面では、販売構成の改善、製造原価の低減、販売諸経費の削減など収益の改善に取り組んだ結果、営業利益14億78百万円(前年同期比53.1%増)、経常利益16億92百万円(前年同期比47.2%増)、四半期純利益9億47百万円(前年同期比55.1%増)となったとしている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期第①四半期
32,372
965
1,149
610
11年3月期第①四半期
30,833
1,478
1,692
947
前第①四半期比
95.2%
153.2%
147.3%
155.2%
11年3月期予想
130,000
3,500
3,600
1,900
10年3月期実績
125,010
2,940
3,041
1,626
09年3月期実績
150,186
3,511
3,623
1,927

[ 2010年8月 4日 ]
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