アイコン 進化する建設技術シリーズ⑳ 東急建設 養生ネット付き先行手摺装置

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東急建設と朝日リーラック㈱(東京都中央区、社長:小松龍夫)は共同で養生ネット付き先行手摺装置を開発した。
現場では、道路・鉄道などに近接した物件が多く、小さな部材の落下が大事故につながる可能性があるため、外周部足場からの落下防止対策が重要課題。 建物外周部には仮設足場を設置し、その外側で養生を行い飛来落下対策を行っているが、従来の外部足場組立作業において作業時に使用する小さな部材(資材、工具等) の落下防止までは十分配慮されていない。
 

そこで本開発では、作業者の転落を防止するために開発された先行手摺装置(枠組足場枠上をスライドし、組立時に先行するもの)に養生機能を持たせ、 常に飛来落下養生されている状態にすることで、枠組足場組立作業の安全性を大幅に向上させた。
既に本装置を高速道路近接工事となる(仮称)横浜金港町京急ビル建設工事(神奈川県横浜市)で採用。 当現場は、建物南東側に高速道路が通っており、敷地いっぱいに設置される外周部足場と高速道路との距離は最短1mで、 建物高さも約30mと高速道路より約7m高いが、外部足場設置の2009年11月から解体の2010年6月まで使用し、落下物も無く、 無災害で工事を進めることができた。
今後東急建設では、道路・鉄道に近接して建てられる工事現場において、本装置の採用を進めていき、 朝日リーラックにおいてリースによる営業展開を図る予定。(特許出願中)

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[ 2010年8月30日 ]
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