アイコン 進化する建設技術シリーズ23/大林組・建物に「ガラス制振壁」を適用

大林組は、ガラスを用いた制振システム「ガラス制振壁」を大林組技術研究所の新守衛所の建設に導入した。従来、構造体として使用されなかったガラスを建物の耐震に使用するまったく新しいタイプの耐震・制振壁で、外観の意匠性を確保したまま建物の耐震性を高められる。

今回、新守衛所においてガラス制振壁の振動実験を行い、建物の「揺れの大きさ」と「揺れが収まる時間」をそれぞれ半分以下に抑えることを確認している。
ガラスの周囲にエネルギーを吸収する粘弾性体を貼り付けることで、地震や強風時の建物の変形を吸収するダンパーとして機能。ガラスの開放性と意匠性を保ちながら安全性を向上させる制振システムとなっている。
これまで有るようでなかった「ガラス制振壁」である。

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[ 2010年9月27日 ]
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