アイコン 竹中工務店/藤田観光㈱施主の椿山荘三重の塔改修工事

竹中工務店は、2009年より椿山荘庭園(文京区関口)内の長松亭や五慶庵などの歴史的木造建築物の改修を進めており、9月17日より同庭園内にたたずむ東京に現存する3つの古塔の一つで登録有形文化財でもある「三重塔」の改修工事を開始した。

椿山荘 三重塔は、もともと広島県竹林寺に建立されたもの。平安前期(弘仁時代)に小野篁(おののたかむら)(802~852)が創建し、また平清盛(1118~1181)が第1回目の修復を執り行ったとの言い伝えがあり、建築様式から見ても、少なくとも600年は経過していると言われている。椿山荘には、1925年(大正14年)、山縣有朋公爵より庭園を譲り受けた藤田組(創業者:藤田傳三郎)2代目当主・藤田平太郎男爵が移築した。1945年(昭和20年)5月25日の空襲で発生した早稲田の町の火災が飛び火した際も、木立に囲まれた環境もあって、奇跡的にも三重塔と御神木は焼失を免れ、現在も目白の空に優雅にそびえ立つ、椿山荘のシンボル的な存在となっている。

【工事概要】

工事名称
椿山荘三重塔 平成の大修理
工期
2010年10月~2011年6月末
住所
東京都文京区関口2-10-8
施主
藤田観光(株)
設計施工
(株)竹中工務店

本来なら、㈱フジタが改修工事をすべきであろうが、同社はメイン銀行であった三井住友銀行により既に外資に売却され、中国では4人尖閣諸島での拿捕の報復として拘束されている。藤田観光㈱も完全にフジタとは縁を切っているようである。

[ 2010年9月27日 ]
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