アイコン 九州の分譲マンションの着工と過剰感の状況 8月まで

九州はまだ分譲マンション開発の回復の兆しはない。福岡も8月は前年比250%増の378戸と大幅に増加したが、殆ど建たなかった昨年より1~8月の累計では11.7ポイントも少ない状況が続いている(下表参照)。しかしながら、07年までに着工された分譲マンションはその殆どが販売を完了し、在庫は整理されてきていることから、8月の動きは注目される。

8月の佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県の4県は、分譲マンションの着工数が0であった。
・佐賀県は、本年に入り0が続き7月に63戸が着工されただけとなっている。
・長崎県は、1月に110戸着工されたもののその後0が続くが、08年の809戸、09年の315戸が重たく圧し掛かり、在庫の過剰感が見られる。
・熊本県は、昨年上半期に着工された物件が完成しており、在庫の過剰感からか本年に入り、大幅に着工数が下落している。1~8月まで累計着工数は、昨年の732戸に対して本年は107戸に留まっており、その落ち込みようは大き過ぎる。
・大分県は、07年852戸、08年992戸、09年172戸(内132戸は2月着工)、10年に入りこれまでに238戸と調整局面から抜けつつある。7月167戸、8月39戸となっている。
・宮崎県は、1月に31戸着工されたものの、その後0行進が続いている。昨年は年間174戸着工しているが、過剰感は少ないと思われる。そのためか北九州の業者が宮崎のゼネコンとのコラボで開発を計画している。
・鹿児島県は、08年の着工が向こう見ずなマーケティングにより1,486戸も着工され(07年は1,175戸)、09年の不況突入で在庫過剰感はまだ重い、そのため09年の着工総数は184戸、本年に入っても197戸と在庫調整局面は続いている。 

しかしながら、今から開発を計画した場合、1年半以後の完成となり、県によっては開発計画のチャンス到来とも見られる。
 ※当HPのトップページに、九州各県別の住宅着工件数の状況を07年より月別に掲載しており、住宅産業の方は参考にされたし。

<8月の分譲マンション+貸家の建設状況>

県別
分譲マンション
前年同月比
貸家
前年同月比
計戸数
福岡
378
250.0%
1,209
35.1%
1,587
佐賀
0
 
177
27.3%
177
長崎
0
 
177
-5.3%
177
熊本
0
 
220
-43.3%
220
大分
39
-
335
72.7%
374
宮崎
0
 
129
27.7%
129
鹿児島
48
54.8%
245
-11.2%
293
九州計
465
143.5%
2,492
14.3%
2,957

・沖縄県除く
・貸家には、賃貸マンションのほかに、賃貸アパートや借家が含まれている。

<福岡県の分譲マンション着工 月別3
ヶ年比較>
福岡県
分譲マンション着工件数
 
2008
2009
2010
1
1,139
249
286
2
424
955
95
3
337
286
898
4
662
348
418
5
1,424
695
62
6
461
195
244
小計
4,447
2,728
2,003
 
-38.66
-26.58
7
780
196
298
8
1,034
108
378
1~8計
6,261
3,032
2,679
9
870
66
 
10
595
363
 
11
427
252
 
12
609
473
 
8,762
4,186
 
 
[ 2010年10月 1日 ]
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