ビックカメラ/8月決算 営業利益急回復
同社は、エコポイントの恩恵からか前期に比し営業利益が大幅に改善されている。
決算について同社は、ベスト電器の事業構造改善費用等の計上に伴い持分法による投資損失 41億84百万円を営業外費用として計上した結果、経常利益は 117億59百万円(前年同期比25.5%増)となり、当期純利益は 59億65百万円(前年同期比17.1%増)。
品目別売上高は、物品販売事業のうち音響映像商品については、エコポイント制度の影響もありテレビの販売が好調に推移し、ブルーレイディスクレコーダーの販売も好調に推移、売上高は 1,963億65百万円(前年同期比8.2%増)となった。
家庭電化商品は、エコポイント制度に加えて猛暑の影響もあり、エアコンの販売が好調に推移し、売上高は 900億36百万円(前年同期比6.5%増)。
情報通信機器商品は、iPad(平成22年5月発売)やOffice 2010(平成22年6月発売)の搭載されたパソコン販売の影響によりパソコン本体は堅調に推移したものの、パソコン周辺機器及びパソコンソフトは総じて苦戦、売上高は 1,991億34百万円(前年同期比1.1%減)となった。
その他の商品は、景気の低迷により高級舶来時計の売れ行きが不振であったものの、玩
具、ゲーム関連商品が堅調に推移し、売上高は 1,182億61百万円(前年同期比0.5%増)となったとしている。
ベスト電器の社長交代のゴタゴタ時、ビックカメラがカンカンになっていたと聞いていたが、41億84百万円の投資損失を計上する身であり当然だろう。今ではベスト電器のユニフォームも赤から緑に変わったようだし、ベスト電器も曲がりなりにも利益も出ているし、旧勢力が殆ど一掃されており、ベスト電器も生まれ変わるだろう。しかし、まだ不動産関係で旧体制の有薗派がいるようである。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年8月期決算 | 589,177 | 8,854 | 9,367 | 5,094 |
10年8月期決算 | 608,274 | 14,764 | 11,759 | 5,965 |
前期比 | 103.2% | 166.7% | 125.5% | 117.1% |
11年8月期予想 | 622,000 | 15,600 | 17,600 | 7,500 |
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/