アイコン 熊本市長選/幸山市長に立ち向かう志垣候補登場

11月14日に投票される福岡市長選は8人も立候補予定者が出るなど前哨戦から乱戦模様となっているが、熊本市長選も10月31日告示、11月7日投開票される。 
現職の幸山市長は、45歳と若いが、2期目の2006年11月に行われた熊本市長選挙では1期目同様自民党・公明党の推薦とともに、新たに民主党・社民党が支持に回り、また無党派層からも幅広い支持を獲得し次点候補に2倍近い差を付ける16万4387票を得て再選された。

幸山市長は、06年の公約では、政令指定都市の実現(金持ちの近隣市長が合併してくれない)や、九州新幹線の開業に伴う熊本駅前の整備事業に引き続き取り組むとし、熊本駅前では加藤清正も驚く超高層マンションなど官民合体の箱物行政を推進している。
同市長選への出馬表明は、3期目を目指す幸山政史氏(45)のほか、共産系無所属で立候補を表明している市民団体推薦の薬剤師の重松公子女史(62)のほかは誰も名乗りを上げず殆ど無風状態、シビレを切らし元熊本地裁職員の志垣英海氏(43)が18日無所属で出馬する意向を表明した。
志垣英海氏は、公約として①市長給与の20%削減、②市長退職金の廃止、③市議定数と報酬の20%削減、④市議の政務調査費半減、⑤市職員数の削減-などを挙げ、議会改革で浮いた財源は、福祉充実にあてるとしている。政党や団体の推薦は求めない。

どういう人か知らないが、マニュフェストだけ見た限りでは、賢明な公約であり、例え、幸山市長が3期続投になったとしても念頭において行政執行してもらいたいものである。
保守王国の熊本で風を吹かせるには、志垣英海氏の立候補表明はあまりにも時間が足りないが、次の市議選への名前の売り込みとしては充分であろう。しかし、熊本経済をどうして活性化させるか、市長になるマニュフェストとしては足りな過ぎ致命傷である。
志垣候補予定者にどれくらい票が入るかは、幸山市政信任のバロメーターにもなる。

 

[ 2010年10月18日 ]
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