アイコン 戦闘機の「隼」の立川飛行機グループ 相互保有規制から総会決議無効か

戦前同社はIHIから独立した会社で、中島飛行機が開発した「隼」「疾風」「呑龍」を大量生産していた。戦後は、同社から分かれたプリンス工業が電気自動車を開発、その後グロリアやスカイラインなどの名車を世に送り出した。そうした技術を継承する立川飛行機であるが、技術そのものが時代遅れとなり、現在は飛行機や機械類の部品を製造する傍ら、膨大な工場跡地が、市街化が進み、膨大な府気味資産の不動産を有する管理会社となっている。

ところが、グループの持株会社で不動産管理会社的な立飛企業が、グループの相互持株が相互保有規制にかかり、定時株主総会の議決権行使に疑義が生じていることが判明、株主から定時株主総会の議決は無効であるとの訴えを受けている。
そのため急遽外部者によりグループ企業価値向上委員会設置を設置、12月に臨時株主総会を開催する予定となった。
同社グループは、昔至る所に工場を所有していたことから、現在も多くの資産を有している。
グループは、立飛企業、新立川飛行機、泉興業、立飛メンテナンスなど。

<新立川飛行機株主構成>

氏名又は名称
所有株式数
割合
立飛開発株式会社
2,742
24.86
立飛企業株式会社
2,664
24.16
ロイヤルバンクオブカナダ トラストカンパニー(ケイマン)リミテッド
2,389
21.66
株式会社IHI
1,058
9.59
大成建設株式会社
205
1.85
ハゲタカ

<立飛企業株主構成>

氏名又は名称

所有株式数

割合

新立川航空機株式会社

5,516

39.39

立花証券株式会社

1,505

10.74

株式会社IHI

1,403

10.02

ロイヤル バンク オブ カナダ トラスト カンパニー(ケイマン)リミテッド 

866

6.18

宗教法人真如苑

450

3.21

ハゲタカと坊主

[ 2010年10月 4日 ]
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