旭化成/中間期 住宅事業も回復へ
同社の中間期の、「住宅事業」:売上高は1,735億円で、前年同期比158億円(10.0%)の増収となり、営業利益は101億円で、前年同期比60億円(144.2%)の増益。なお、建築請負事業の受注高は1,817億円で、前年同期比272億円の増加。
「住宅」セグメントは、建築請負・分譲事業では、戸建住宅「ヘーベルハウス™」や集合住宅「ヘーベルメゾン™」の引渡戸数が順調に回復したことや、コストダウンに努めたことなどにより、業績を伸ばした。また、不動産事業などの住宅周辺事業が堅調に推移した。以上により、住宅事業全体では増収・増益となった。
「ケミカル事業」:売上高は3,650億円で、前年同期比717億円(24.4%)の増収となり、営業利益は373億円で、前年同期比258億円(224.9%)の増益。
「ケミカル」セグメントは、石化・モノマー系事業では、プラントの定期修理の影響があったものの、アクリロニトリルやアジピン酸などの海外市況が大幅に上昇し、交易条件が改善した。また、ポリマー系事業では、自動車や家電用途の需要回復により販売数量が増加し、プラントの稼働率も改善した。さらに、高付加価値系事業では、「サランラップ™」などの消費材の販売が好調に推移した。以上により、ケミカル事業全体では増収・増益となった。
医薬品事業、繊維、エレクトロニクス事業等は省略
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第②四半期 | 658,648 | 17,964 | 15,077 | 4,242 |
11年3月期第②四半期 | 764,794 | 63,521 | 59,586 | 28,464 |
前期②比 | 116.1% | 353.6% | 395.2% | 671.0% |
11年3月期通期予想 | 1,608,000 | 115,000 | 110,500 | 58,500 |
10年3月期実績 | 1,433,595 | 57,622 | 56,367 | 25,286 |
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