アイコン 近鉄百貨店/日本一の阿部野橋ターミナルビル・タワー館に52億円投資へ

近鉄百貨店は、阿部野橋ターミナルビルタワー館における同社賃借予定部分への建築設備工事に着手することを下記のとおり決定した。

1. 取得の理由
同社阿倍野店が入居する阿部野橋ターミナルビルについては、所有者である近鉄が旧館を取り壊し、同社のほか、オフィス、ホテル、美術館、展望台などで構成される高さ約300メートル、日本一の超高層複合ビルとなるタワー館への建替え工事を進めている。このため、現在、阿倍野店は本館のみで営業を継続しているが、平成26年春のタワー館竣工の暁には、営業面積約10万㎡の日本最大規模の百貨店に生まれ変わる予定である。同社は、あらゆるニーズに対応できる商業施設を目指し鋭意準備を進めているところであるが、タワー館建設工事の進行に合わせて当社賃借予定部分における建築設備工事(第1期)に着手する。
2. 取得資産の内容
工事の内容:阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)の当社賃借予定部分における次の工事/後方施設の建築工事:天井内および後方施設の電気、空調、給排水などの設備工事昇降機(エレベーター、エスカレーター)設備工事
投資額:52億円

ターミナルビル


阿部野橋ターミナルビルタワー館
・ 階数:地下5階・地上59階  
・ 高さ:約300m
・ 延床面積:約210,000㎡
・ 竣工予定:平成26年春
・ 施工会社:竹中工務店、奥村組、大林組、大日本土木、銭高組JV
・ 阿部野橋駅の美装やバリアフリー機能強化。公共的空間・歩行者ネットワークの整備。
・ 低層階(地下2階~地上14階) 百貨店 営業面積日本一の約100,000㎡。
・ 中層階 美術館(約800㎡) 沿線史跡や近現代アートの展示。
・ 中高層階 オフィス(約63,000㎡) 1フロア約3,500㎡の大阪有数の規模。
・ 高層階 ホテル(約32,000㎡) 大阪で最高層に位置する国際級ホテル。
・ 最上階・屋上 展望台(約1,600㎡) 大阪平野を一望できる展望台。
・ 屋上はスカイガーデンとし非日常空間を演出。

外観デザイン設計:
シーザー・ペリ氏(ペリ クラーク ペリ アーキテクツ代表)
20世紀を代表する超高層建築としてマレーシアのシンボルとなっている「ペトロナスツインタワー」(約450m)を手がけるなど、超高層建築に多くの実績を持つシーザー・ペリ氏に外観デザインを依頼、本計画の当社にとってのシンボル性、地区におけるランドマーク性、時代を超える永続性を表現する。

設計コンセプト:
百貨店、オフィス、ホテル、美術館、展望台等を立体的な造形に組み上げ、各機能の有機的連携を表現するとともに、当社の各事業部門のコラボレーションを象徴するデザインとした。空へと伸び上がる垂直性の強調は、当社ひいては地区の発展を象徴し、一方、立体的屋上緑化を介して天王寺公園へとイメージをつなげることで、ダイナミックな都市活動拠点の創造と、人間と自然環境に優しい街づくりの両立を目指す。

 

[ 2010年11月22日 ]
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