日本初のプルサーマル原子炉 異常で停止
九州電力は11日、佐賀県玄海町にある玄海原子力発電所3号機が、放射性物質のヨウ素濃度が上昇したため発電を停止した。そのため前倒しで定期検査を始めた。
検査では、3号機で行ってきたプルサーマル運転用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体を含む燃料集合体193体すべてを取り出し、漏えいの有無や原因を調査する。発電停止期間は約4ヶ月間。
九電は、問題がなければ来年3月に第2陣の新しいMOX燃料を装荷し、同4月に発電を再開するとしている。
プロサーマル原子力発電は、当玄海原子力発電所3号機で、昨年11月15日から日本で始り、全国各地の原子力発電所で導入されており、関係機関も入れた原因の徹底した究明が必要である。
[ 2010年12月13日 ]

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