アイコン 長崎県が交通事故非常事態宣言発令:天然記念物ツシマヤマネコ

ツシマヤマネコ

国の天然記念物ツシマヤマネコの交通事故多発を受け、環境省や長崎県、同県対馬市は「ツシマヤマネコ交通事故非常事態宣言」を初めて発令した。

事故防止に向けた普及啓発活動を強化していく。
 
同省対馬野生生物保護センターによると、ヤマネコの交通事故は平成20年2月を最後に675日間確認されなかった。しかし、21年12月に発生して以降、この1年間に6件も発生し、増加傾向にある。同センターは「増加の原因は不明」としている。

非常事態宣言は、事故件数がこれまで最多だった18年度の7件に迫っていること、子猫が親離れする秋から冬は交通事故が発生しやすいことなどを踏まえて発令した。市民や島外観光客などドライバーに現状を知ってもらう目的もある。

対策として、ドライバーにチラシを配ったりポスターを作り普及啓発を強化。事故が起きた場所などに看板を設置したり、防災無線で注意を呼びかけたりもするという。同センターは「特に夕方から明け方の運転に注意してほしい」と呼びかけている。

 

[ 2010年12月22日 ]
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