アイコン 日本医師会:インフルエンザ流行マップ、HPで公開 長崎は3番目

全国マップ

地域ごとに前日のインフルエンザの流行が分かる地図が日本医師会(日医)のホームページ(HP)に登場した。日医が国立感染症研究所と共同開発した。感染研のこれまでの発表では、1週間から10日前の状況しかわからなかった。調査方法が違うので単純比較できないが、流行の傾向をより早くつかめると期待される。現在、参加医療機関は約660施設で試験運用だが、来年1月にも施設数を増やし本格稼働させる考えだ。 

新しいシステムは、日医が病院・診療所から病名や検査、薬が記されたレセプト(診療報酬明細書)のデータを毎日自動的に集め、翌朝に全国約900の地域医師会ごとの状況を地図に表示する。赤は1地域で31件以上、黄色は10件以下などと流行の違いを色で示す。地図を拡大して詳しく見ることもできる。

 日医の石川広己常任理事は「このスピードは画期的。大流行前に注意ができる」と話す。この仕組みはほかの病気に生かせるという。

 各地域の流行を詳しく知るには全国で計3千〜4千施設必要だという。日本医師会

のHPのアドレスは、http://www.med.or.jp

 感染研によると、最新の1週間(6〜12日)に全国約5千医療機関を受診したインフルエンザ患者は、全国で1医療機関当たり0.93人。流行開始の目安の1人に近づいている。

 都道府県別では佐賀が4.87人で最多、北海道4.48人、長崎3.74人、埼玉1.93人、大分1.91人、沖縄1.45人と続いた。(杉本崇)【朝日新聞】

2010年第49週のインフルエンザの定点当たり報告数は0.93(患者報告数4,480)と第42週以降増加が続いている。都道府県別では佐賀県(4.87)、北海道(4.48)、長崎県(3.74)、埼玉県(1.93)、大分県(1.91)、沖縄県(1.45)、宮城県(1.36)、福島県(1.33)の順となっている。
 警報レベルを超えている保健所地域は2箇所(北海道2)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は5箇所(北海道3、佐賀県1、長崎県1)認められた。(2010年 (12月6日~12月12日) 2010年12月15日現在)
 直近の2010年第44~48週の5週間では、インフルエンザウイルスの検出は、AH3亜型(A香港型)の割合が最も高く、次いでAH1pdm、B型の順である。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。 


<長崎の発熱相談センター連絡先>
◇対応時間:9時~17時
 西彼保健所 095-856-0691
 県央保健所 0957-26-3304
 県南保健所 0957-62-3287
 県北保健所 0950-57-3933
 五島保健所 0959-72-3125
 上五島保健所 0959-42-1121
 壱岐保健所 0920-47-0260
 対馬保健所 0920-52-0166
 長崎市保健所 095-829-1153
 佐世保市保健所 0956-25-9646

 

<夜間の問い合わせ>
 県新型インフルエンザ対策本部
 095-895-2046(総合相談窓口)
 

[ 2010年12月20日 ]
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