アイコン クロニクル(9822)・サハダイヤモンド(9898)/やよい監査法人問題発覚

両社は、日本風力開発同様、監査法人がやよい監査法人であった。同監査法人が上場監査をできない未登録名簿に掲載されたため、変更すると公表した。

日本公認会計士協会がやよい監査法人を上場会社監査事務所部会への登録を認めないことに至った理由及び経緯:
品質管理のシステムに重要な瑕疵があるため、監査対象とした財務諸表における重要な虚偽の表示を看過している相当程度の懸念が認められ、実施した監査業務において職業的専門家としての基準及び法令等に対する重要な準拠性違反が発生している相当程度の懸念があると判断された。
このため、やよい監査法人の上場会社監査事務所部会への登録申請を認めないこととした。(平成23年6月1日品質管理審議会決定、平成23年6月1日監査事務所に通知)

元々監査法人制度に問題がある。監査法人は金を監査する法人から貰うが、厳しくすれば直ぐ変えられてしまう。それ故、大手監査法人は多くの上場企業と契約しているが、小さな監査法人は生活がかかっており甘くなってしまう。
日本一大きかった中央新光監査法人が、山一やカネボウなどの問題を起こし潰されたが、当時は、監査契約のほかにコンサル契約を締結しており、監査契約企業はタンマリ金の成る木であった。当然、企業有利に監査するのは見え見え。そうしたことから、監査法人としてはコンサル契約できないようになった(別法人契約なら別)。

以前、監査がうるさくなり、上場のボロ会社が挙って弱小の監査法人に監査契約の変更を行ったが、変更した上場企業は、問題企業として逆にリストアップした。そうした企業調査会社や経済誌記者も今はいなくなったようだ。

やよい監査法人は昨年4月1日設立、詳しくは下記プログ参照のこと。
http://blog.livedoor.jp/cheesecakelover/archives/1196597.html 

 

[ 2011年6月 7日 ]
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