福岡県の6月の住宅着工動向について 全分野で前年比増加 12.1%増
福岡県の6月の住宅着工件数は2,897戸、前年同月比12.1%増と2ヶ月連続でプラスになった。前月比でも15.3%増となっている。
これは分譲マンションが、前年同月比23.8増の302戸と先月の(前年同月比619.4%増の446戸)に続き増加したことによる。ただ、分譲マンションは、その反動から前月比では▲32.3%減となっている。
分譲マンションを除く住宅着工件数は、賃貸建物も前年同月比10.4%増と久しぶりに2桁増となったほか、他は引き続き堅調に推移している。
・ 持家(注文住宅)は、3ヶ月ぶりに同10.9%の2桁増の877戸となり、前月比でも1.6%増となっている。
・ 賃貸住宅・賃貸マンションは、前述の通り同10.4増の1,482戸、前月比55.1%増の大幅増となっている。
・ 分譲住宅は、これまで4ヶ月間前年同月比30%増以上で進捗してきたが、6月は鈍化し同10.6%増の226戸となった。
こうした着工動向から、震災の影響は全分野で払拭されたようである。しかも、震災の影響による経済の沈滞も、今後は大きく回復してくることから、住宅業界にあっては、心理的な震災の影響はなくなったと判断できよう。

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