6月の住宅着工動向/震災の影響下、前年同月比5.8%増の7万2687戸
分譲マンション3ヶ月連続増加
6月の住宅着工戸数は72,687戸(前年同月比5.8%増)、季節調整済年率換算値で81.7万戸(前月比0.3%増)。
3ヶ月連続で前年同月の水準を上回ったものの、厳しい雇用・所得環境等に加えて、東日本大震災の影響もあって、一部に弱い動きがみられる。
今後の先行きについては、雇用・所得環境等の推移、東日本大震災の被害やその復旧・復興状況が我が国経済全体に及ぼす影響を慎重に見極める必要がある。
セグメント別には、
<持家>=戸建
前年同月比では2ヶ月連続で減少。季節調整値では6ヶ月ぶりに増加(前年同月比2.6%減、季節調整値の前月比3.4%増)。
<貸家>
前年同月比では9ヶ月ぶりに増加したが、雇用・所得環境等が依然として厳しい中、低い水準が継続(前年同月比4.6%増、季節調整値の前月比5.7%増)。
(分譲マンション)
前年同月比では3ヶ月連続の増加(前年同月比47.9%増)となり、分譲マンションの回復傾向が、鮮明になってきており、明るい材料である。
6月の県別月別の着工件数は土曜日掲載予定

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