アイコン 中国高速列車 落雷停止中に後続列車激突 前を走っているはずの列車が?

日本時間の7月23日22時前、浙江省温州市双嶼路段下嶴路を通る甬台温高速鉄道(杭福深旅客専用線の一部)で、杭州から福州に向かうD3115号列車(CRH1B:ドイツ企業のライセンスで中国企業製造)が、落雷で停車していたところに、北京から上海経由で福州に向かっていたD301号列車(CRH2E:日本企業の川崎重工のライセンスで中国企業製造)が追激突・脱線事故を起こした。
D301は、1~4号車が脱線し高架橋から30メートル下に転落、D3115は15,16号車の2両が脱線転覆。死者32人、重軽傷者191人といわれている。

中国の高速列車網は、在来線の高速化、高速専用線での2系統により、2007年以降全国に急速に拡大させている。特にリーマンショック後は内需拡大策の一環として、政府の巨大投資により急拡大、約1万キロに達し、2015年には3万キロにする計画で、専用線や複線化・複複線化の工事が進行中である。
中国の高速列車の場合、線路が在来線と高速専用線・新幹線が相互乗り入れ可能となっている点は注目に値する。しかし、多くの欠点も指摘されている。

今回の事故は、7月1日運行開始した中国新幹線の路線とは異なるが、高速専用線である。

日本の場合、列車制御システムにより、列車への落雷は自動的にストップ、後続列車は自動的に制御され、自動的にストップすることになる。その自動制御機能に問題が生じたとしても、後続列車に対しては信号がすべて赤になり、列車は停車するようになっている。また運転士との通話連絡も取れストップするシステムとなっている。それ以前に、落雷しても列車の運転機能を損なわない電装機器を備え、また落雷電流は線路を通じて地面に逃げるようになっている。

中国の列車制御システムの技術は、海外から受けているものの、その装置の製作・管理運営は中国独自で開発したものであり、世界各国からバラバラ導入された列車や制御システムの技術となっており、鉄道専門家では以前から問題視されている。

日本の新幹線は当然一貫したシステムであり、九州新幹線のように、膨大な検査機器を積み込み長期間にわたり試験走行を繰り返し、営業運転開始から安全高速走行となっている。

今後、世界一の技術と自賛し、完全に中国製と自称する中国新幹線(故障頻発・乱発・・・しかも各国からパクリで訴えられている)にも影響するものと思われる。
海外企業は既に契約期間が終了しており、技術だけ中国に持っていかれた格好となっている。

 中国は台湾新幹線(日本が輸出)を見て、日本の新幹線を制御システムから車両まで一貫した形で導入する予定であったが、中国貧困層の所得格差による欲求不満が爆発、中国当局はハケグチとして反日運動に摩り替えさせたため、日本の新幹線導入ができなくなり、海外からバラバラに技術導入することになってしまった。 それも技術をパクル目的でライセンス供与させた経緯がある。現在大量に製作されている高速鉄道用車両はすべてパクリである。シタタカ。

時事ドットコム(
2011/07/24-16:47)によると、中国鉄道省は、高速鉄道の走行中にトラブルが発生した場合、本来は「自動停止システムが必ず始動する」(何華武技術主任)が、機能しなかった。

しかも、追突した列車は、時刻表上では、衝突された列車よりも前に温州を通過するはずだった。順序が入れ替わった原因は調査中だが、各地の鉄道管理当局の管轄地域が複雑に入り組んでいることが影響した可能性もあるとしている。
 
 
中国高速鉄道専用線の急激な拡大は、中国特有の癒着問題も発生、高速鉄道の父と称せられている鉄道部長が100億円以上の賄賂を握り逮捕され、№2も逮捕されたという事件も発生。建設技術者の内部告発では、橋脚の生コンが強度不足のところがいっぱいあるとも報告されている。日本でもどっかの高架橋が神戸地震では強度不足であったとか、都市高速の桁から、ほうきやゴミが出てきてたりしていたこともある。どこも一緒であるが、中国はやり方が徹底しており、数年後にその危険性が表面化する恐れもあるといわれている。
[ 2011年7月25日 ]
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