アイコン 勢いどこまで続く博多阪急/7ヶ月で年間目標達成 30日には第2キャナル開業

博多阪急は9月26日、来店客数の累計が1年目の目標としていた2,000万人を突破したと発表した。同店は3月3日に開業しており、ほぼ7ヶ月で年間目標をクリアした。
1日平均来店客数は約10万人で、1日の最大来店客数は5月4日の26万5,000人だった。5月25日には、来店客数が1,000万人を突破していた。

九州新幹線開通に合わせて、開業した博多駅ビルの商業施設「博多シティ」の核テナントとして入居した阪急百貨店(博多阪急)であるが、福岡のオバサンパワーに支えられ、絶好調な半年となっている。

その影で、大打撃を受けているのが天神地区、その中でも地下鉄天神駅や西鉄天神駅から一番遠い博多大丸では、倒産するテナントも生じている。
オバサンたちは、一度決めたらなかなか行動様式を変えない特性があり、天神地区の大丸・三越・岩田屋の百貨店は苦戦が続くものと思われる。

更に天神にとって深刻なのは、30日に開業するファストファッションタウン「第2キャナル」である。H&M・ZARA・ユニクロ・コレクトポイント・Francfrancなどが凝縮された商業施設がお目見えする。

これでは、博多シティに飽き、天神に戻ってきていた若い女性層まで、再度喰われてしまう。

第2キャナルが9月30日開業することにより、大方、福岡市の商業施設は固定した動きになる。
これまでのキャナルは、天神と博多との中間に位置し、来店客層も当初から変化しつづけ、最近では韓国からの観光客が多かったが、ジャリタレばかりが目立っていた。その韓国や中国からの客も福島原発水素爆発で激減しており、第2キャナルの開業が待ち望まれるものとなっていた。

第2キャナルの開業で、福岡市の商業施設は、博多・キャナル・天神へ分散化することは間違いなく、これまで君臨してきた天神地区は、集客のための魅力ある地域づくりが必須となっている。

なお、フォーエバー21は来春、天神西通りに開業する予定であるが、第2キャナル開業のような、天神パルコ開業のようなインパクトは望めそうになく、天神地区の巻き返しまでには至らないと思われる。

 

[ 2011年9月28日 ]
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