アイコン タボス会議に女性が上半身裸で抗議

ダボス 裸の女性今や、ダボス会議は、世界の政財界の重鎮たちが、宣伝のために利用する会議に成り下がっている。
そうした会議の28日、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が開かれているスイスのダボスで、ウクライナの女性が上半身裸の抗議を行い逮捕された。上半身には「おまえらのせいで貧しい」など書かれていた。

同会議は非営利財団の「世界経済フォーラム」(スイス・ジュネーブ・ダボス)が主催、公平かつ非営利で、いかなる政治的利益、党利党略や国益とは無縁の組織とされている。しかも、世界が直面する重大な問題について議論する場とし「世界の現状の改善に向けて取り組む」としている。当会議では議論はするが、決定事項等は一切行わないことでも知られている。
しかし、その構成メンバーは、世界を代表する1,000社の企業の経営者らであり、また政界・学術・宗教関係者らで構成されている。

そうしたことから、善人ぶるダボス会議も大きくなり過ぎ、今や、経営者=財界や各国元首たちのプロパガンダの場となり果てているのが実情である。
当会議は、経済フォーラムであり、世界経済の動向に注目が集まるのは当然であるが、超格差や貧困問題は、常に世界経済の裏側に存在していることも事実である。
世界経済がこの間、米ハゲタカにより攪乱され続け、その後遺症も今だ癒えていない。反面、超格差や貧困問題がなおざりにされ、更に悪化、こうした抗議が行われたものといえる。

[ 2012年1月30日 ]
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