東証/住友大阪セメントに架空計上の公表措置請求
同社は、東証から「公表措置」の実施及び「改善報告書」の提出請求を受け、次の通り公表した。
同社は、10日過年度の決算短信等の訂正を開示し、同社における新材料事業部高機能フィルム事業グループのグループリーダー以下数名の従業員によって、赤 字続きで事業撤退のおそれのあった同事業の存続をはかる目的で、原価計算上の数値を改ざんして在庫を過大計上するなどしたことにより、平成22年3月期第 1四半期から平成24年3月期第2四半期まで累計14億81百万円の連結営業利益を過大に計上、重要な訂正を伴う決算内容を開示していたことを公表した。
これは、有価証券上場規程第412条第1項に違反し、かつ、投資者の投資判断に相当な影響を与えるものであり、公表を要する程度の違反と認められることから、同規程第508条第1項に基
づき「公表措置」が実施されたもの。
[ 2012年2月13日 ]
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