アイコン 韓国教育事情  校内暴力団「一陣会」ある9,579校 82%の小中学校に存在

校内暴力は、日本にあっても、急激に変化する世の中に、庶民が荒むほど蔓延るものであるが、韓国はそれが小中学校の82%に「一陣(学校や学年のボス)会」なる組織?が存在するという。クローズアップされ社会問題になっているのは、正に2~30年前の日本のようだ。
特に韓国では教育熱心な家庭が異常に多いが、こうした問題に校名が傷つくことを懸念して、目を瞑っている学校が多いという。

「学校の廊下で突然、理由もなく大勢の子にたたかれた。『どうしてたたくの』と聞いたら、またたたかれた。また聞いたら、もっとたたかれた。ずっとたたかれ続けた」

韓国の教育科学技術部(省に相当、以下 教科部)関係者は3月16日、「今年初め、全国1万1,672校の小中高生全員を対象に実施した校内暴力に関する全数調査について、結果をまとめた実態報告書を学校別に作成し、来月発刊する予定。各校は、この実態報告書を基に家庭向けの文書を作成し、保護者に報告する」としている。

公表される主な内容は「子どもが通う学校に一陣会が存在するかどうか」や「校内暴力を受けた児童・生徒数」など。
教科部の全数調査で「うちの学校には一陣会がある」という回答が1人以上あった学校は9,579校で、在校生100人以上が「一陣会がある」と答えた小中学校は643校あったという。

しかし、教科部が、保護者やマスコミにその結果を公表しないことを決め、物議を醸している。報告書を公表しない理由について教科部は、「校内暴力の実態が公表されれば、一部の学校に『暴力問題が深刻な学校』というレッテルを貼ることになりかねない」と説明している(隠蔽体質は今の日本の民主党と全く同じ)。

専門家は、1人でも「うちの学校には一陣会がある」と回答していれば、その学校には一陣会があると見なすべき。『一陣会がある』という回答が多い学校ほど、児童・生徒たちに信頼されている学校で、一陣会問題を解決する可能性が高い。しかし、逆に、『一陣会がある』と答えた児童・生徒が少ない学校ほど、一陣会問題の解決が難しい環境ということになる」と指摘している。

連綿と続いてきた一陣会は、「小学校-中学校-高校-大学-成人」まで続き、連合組織「清州ファミリー」という存在までも浮かび上がっているという。ソース:朝鮮日報など

[ 2012年3月21日 ]
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