アイコン ワタミ/風力発電事業参入

ワタミは3月16日、風力発電事業へ参入すると発表した。
同社は、秋田県にかほ市で、夢風車「風民(ふーみん)」を竣工し本稼動させた。
同社の風力発電事業の特徴は、同社が融資する一般社団法人「市民風力発電このうら市民風力発電プロジェクト」の風車が発電する電力(ワタミグループの電力使用量の約3%)と環境価値(グループCO2排出量の約2%)をすべてワタミグループが購入するというもの。
ワタミでは、2012年7月施行予定の全量固定価格買取制度を前提として、2020年にグループで使用するすべての電力を自然エネルギーに転換を目指すとしている。

追、

ところでワタミは、東北震災復興支援として岩手県陸前高田市竹駒町に「陸前高田受付センター」というコールセンターを設置したが、雇用条件が最低賃金の645円(/H)であったことから、ネットで話題となっている。ネットで騒いだことからか、ワタミは来年・再来年と段階的に時間給は上昇すると発表した。
震災を受け仮設に住む人たちは仕事がなく困っており、仕事があるだけでも大変ありがたいと言っている。一方、ネットでは弱みに付け込んだ低賃金と批判(ワタミによると地域との賃金バランスを考え最低賃金と同額にしたと弁解している)。
こうした賃金では生活するだけで目いっぱい、「和民」へ飲みにいく客を自ら減らしているようなものであろう。折角、震災復興支援のため被災地にコールセンターを開設したものの、これでは同社のイメージを逆に下げてしまっているようだ。

<若者の非正規雇用率は50%>
昔はトヨタの従業員はみんなトヨタ車に乗っていたが、今では派遣社員や(派遣会社が姿を変えた)請負専門会社の社員、期間工が生産主体となっており、仕事の安定性に加え、生活に追われる賃金、トヨタ車(新車)に乗りたくても乗れないのが実情。若者が車離れしているという。しかし、一方で若者の派遣や契約・アルバイト人口が急増しており、車を買おうにも買えない人たちが増加していることに大きな原因があることを、どこのマスコミも書かない。
15歳~24歳の働く男性のうち50%が非正規雇用者となっている。20年前は20%であった。これでは、少子化も加わり年金も財政も破綻するのが、目に見えているというものだ。

 

非正規雇用者の推移

[ 2012年3月21日 ]
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