未公開株事件の「ジェット・NEKO」脱税1億8千万余で小橋川社長を起訴
自社株を上場するとして株券をばら撒き、巨額の富を得ていた「ジェット・NEKO」の社長の小橋川史龍被告(65)。
なんと挙句の果てにアメリカのピンクシート市場に上場して、上場を誤魔化していたとんでもない人物である。
「ジェット・NEKO」は、宮崎市のソーラー式携帯電話充電器の一応ベンチャー企業。小橋川社長は3月6日、宮崎地検により1億8,000万円余りを脱税した容疑で逮捕され、宮崎地方検察庁は小橋川を所得税法違反の罪で26日起訴した。
起訴状によると、小橋川社長は自分の会社の株を売って得た利益を隠すなどして1億8,000万円余りを脱税していたとして、所得税法違反の罪に問われている。
宮崎地検は小橋川社長が起訴された内容を認めているかどうか明らかにしていないが、調べに対して社長は、「株の売買で得た資金を事業に充てたかった」と供述しているという。
小橋川社長は、上場するという触れ込みで、多くの株をばら撒いており、財務局に届けていなかった場合は、出資法違反にも問われるものである。小橋川は高級外車を乗り回し、いくらでも金を隠しているようである。
ピンクシート市場:ピンクシートとは米国のOTC(Over The Counter)市場で取引されている一応上場市場。企業は簡単な手続きで上場することができ、流動性が低く、値動きは激しくスプレッドが大きいものも多く存在するが、$0.001という価格がほとんどの市場。
実質動いているのは1割未満、残りは企業は存在するが、無価値に近い会社群が殆どでまともな上場市場ではない。
日本のグリーンシート市場のようなものであるが、審査はピンクシートがいくらでも甘い。
小橋川にピンクシートの知恵があったとは思われず、株券のばら撒き増資からピークシート上場まで、悪智恵袋が介在していると思われる。被害者は山ほどいる。
宮崎地検は、当事件は所得税法違反だけではなく、未公開株詐欺事件であり、被害者のためにも資金の流れを徹底的に解明し、隠し財産をすべて吐き出させることが望まれる。
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