三井化学岩国大竹工場の大爆発の影響
22日午前2時過ぎ発生した三井化学岩国大竹工場の大爆発で23名の死傷者と近隣430軒以上の窓ガラスが割れたりシャッターが曲がったりするという大惨事となったが、同社に与える今後の影響は甚大なるものとなっている。
直接的な被害は火災保険が充当されようが、老朽化した工場であり、再建築するには膨大な費用が必要になってくるものと思われる。当然保険で間に合うものではない。
今後の影響では、爆発したプラントでは、ペットボトル原料のPET(ポリエチレン・テレフタレート)樹脂およびポリエステル原料のPTA(高純度テレフタル酸)を大規模生産していた。自社や同社製品を原料にしている他社にとっても計り知れない。
工場再開は、大爆発で東電福島原発の建屋並みに破壊されており、目途も全く立たないという。同社の主力工場の一つであり、今期は大幅な赤字が予想される。
昼間の爆発だったら、住民への影響も甚大なものであったと思われる。
連結/百万円
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2009年3月期
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2010年3月期
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2011年3月期
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2011年3月期予
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売上高
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1,487,615
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1,207,735
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1,391,713
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1,430,000
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営業利益
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-45,493
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-9,461
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40,548
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25,000
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経常利益
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-50,768
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-13,132
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38,851
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23,000
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当期利益
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-95,237
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-28,010
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24,854
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-6,000
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[ 2012年4月23日 ]
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