アイコン 風雨の中で説明会は行われた。(大村市)

小林かつとし大村市の産業廃棄物処理業「ウイック(処分取り消し)」大村市東大村1丁目の改善工事に納得できない地元住民のために、4月19日に続いて、県は今日(4月25日)午後3時から雨の中で、今回の工事の説明が現地で行われ、県は近隣住民に理解を求めた。
現場には大村選出で連立会派の小林克敏県議も風雨の中で熱心に県の担当者の説明に耳を傾け、住民の理解が十分に得られる工事になるように注文も付けていた。

処分場からの汚水や悪臭に悩まされてきた近隣住民や下流域に住む住民は完全撤去など抜本的な問題解決を願っていたが、不法投棄分の撤去だけでも高額(数十 億)の費用が見込まれ、大村市も長崎県も対応に苦慮していた。今回、部分的に封じ込めるための工事(約2億円)に着手する。

主な工事の内容
①雨水・地下水等対策工事
 ・覆土
 ・排水溝の整備
 ・地下水等集排水菅の整備
 ・遮水工

②保有水除去
 ・水抜き施設(揚水井、水平ボウリング)施設
 ・汚水処理

③有毒ガス排除
 ・ガス抜き菅の設置
 ・機能性覆土の施工

④法面対策工事
 ・区域外エリア法面の不浸透性マット施工法等
 ・急勾配法面の一部廃棄物の撤去


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設計図


大村市の産業廃棄物処理業「ウイック」は許可された埋め立て処分場以外の場所に産業廃棄物を不法投棄したとして、廃棄物処理法違反の罪に問われ、同社・社 長が平成22年9月、長崎地裁で懲役3年、罰金500万円の判決を受けた。社長は即日、福岡高裁に控訴したが棄却され、平成23年3月に刑が確定、服役し ている。
同社は2005年12月頃~2006年4月ごろにかけ、大村市東大村1丁目の埋め立て処分場に隣接した県の許可を受けていない場所に、廃プラスチックなど の産業廃棄物約1万5800立方メートルを不法に埋めていた。廃棄物にはアスベストなども含まれ、処分場に近づくと硫化ガスのような異臭に目が痛くなる。

[ 2012年4月25日 ]
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