アイコン 新ガチャ登場 1万円だったらOKか? 規制されるまで突っ走るCSR無き業界

コンプガチャ自粛をいち早く発表したKLabは、5月16日より、コンプガチャに代わる新しいガチャを、同社の「真・戦国BUSTER」にて導入した。
新しいガチャは1回1000円。10種類のレアカードがランダムで出現し、すべてコンプリートするとさらにレアな限定カードが手に入る。
従来のコンプガチャと違うのは「出現するカードがダブらない」という点。つまり10回引けば必ずコンプリートが約束されている。

一見コンプガチャとよく似ているが、抽選方法に偶然性が絡まない(10回引けば必ず揃う)ため、景品表示法が定める「懸賞」の定義からは外れる可能性が高いという。
「カード合わせが禁止されているのは、その方法に欺瞞性が強く(いつか揃うと思わせてなかなか揃わない)、なおかつ、著しく射幸心をあおるためです。その方法を聞くかぎりでは、1万円で必ず揃うのであれば、欺瞞性はなく、射幸心をあおるものでもないと言えるのでは」(伊藤雅浩弁護士)。

 一方、バンダイナムコゲームスの「ガンダムカードコレクション」では、コンプガチャを自粛したことで、「以前よりウルトラレアカードが出にくくなった」といった不満がつのっている。
コンプガチャを自粛する代わりに、今まではコンプガチャ特典だったウルトラレア級のカードを通常の課金ガチャでも出るようにした。しかし、コンプリートの必要がなくなった分、もともとの出現率がかなり低く設定されているらしく、掲示板には「出ない」という書き込みが殺到した。
・・・
 課金ガチャを引く様子をニコニコ生放送で配信した人もいたが、このときは7万5000円払ってもウルトラレアは出なかった。

 今後コンプガチャに代わる新しいガチャや課金のモデルが出てくるのは間違いないだろう。                    
以上 ねとらぼに掲載されている。

業界が一度味をしめたコンプガチャ、景品表示法による違反の疑いをチラ付かせた消費者庁。一転してコンプガチャの提供を自粛という形で止めた業界。
上記のことが事実ならば、1万円も支払わせる射幸心を煽る仕組みを作り上げていることに変わりないのではないか。どうも業界は金銭感覚が麻痺しているようだ。

コンプガチャにおいて高額請求を受けた人が、不当利得返還請求の訴訟でも起こし判例を取るしかないのだろう。
相変わらず消費者のためにならない存在をし続ける消費者庁はコンプガチャについて、中途半端な発言しかしないことから、業界は今抜け道作りに躍起になっている。
ゲームソフト1本の価格が5,000円前後であることからしても、射幸心を煽ることにより1万円も支払わせる仕組みのガチャが、景品表示法が定める「懸賞」の定義からは外れる可能性が高いという弁護士の発言は、ガチャが好きな個人的な見解に過ぎぬものであろう。

[ 2012年5月24日 ]
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