アイコン 中国食品事情 亜硝酸塩漬け「咸蛋(シエンタン)」の危険卵10万個出回る

「咸蛋(シエンタン)」と呼ばれる塩漬け卵は、保存食として中国人の食卓に馴染み深い。塩水に生卵を浸し、時折攪拌させながら1ヶ月ほど寝かせて作る。塩以外の調味料を一切使わないシンプルな食物として人気があり、日本でも知られている。
中国南方都市報が、広東省で1日、工業用塩を使用して製造された塩漬け卵10万個を押収されたと報じた。

広東省江門市の江海区にある塩漬卵「咸蛋」製造工場で、夜になると問題の塩漬卵作りを行い、一晩に3000個以上を生産。問題の塩漬け卵は主に現地の自由市場に出荷していたとされる。

生産コスト削減のため、食塩より大幅に安い工業塩を使用して「咸蛋」を製造していたとされ、工場から2.2トンの工業用塩も押収されたという。

工業塩は亜硝酸塩を含み、長期間にわたって摂取すれば発がんの危険性があり、中国では、食品への使用を禁じられている。こうして、工業塩で作られた「咸蛋」は、市場に出回り、商標とかもなく回収できないという。

利益のためなら、何でもありの中国、不妊症の女性が急増しているという。中国では、養殖魚や野菜などの成長を早めたり、太った商品にするため環境ホルモン剤を多用してきた。そのため、地下水などに微量の環境ホルモン剤が検出されるようになった。環境ホルモン剤は逆浸透膜でも使用しない限り、除去できないとされ、女性が、長期間にわたり超微量の環境ホルモン剤を日々の生活の水から摂取してきたことから、不妊者が増加している原因ではと報告されている。

そういえば、以前、日本のスーパーで並んでいた中国産のウナギの蒲焼は、丸々太ったものが多かった。

<工業塩の亜硝酸塩>
致死量は約2gと言われている。高濃度の溶液を飲むと中毒症状を起こし、頭痛や吐き気、チアノーゼ、意識障害やけいれんなどを発症する。皮膚接触での刺激は弱い。なお、発がん性を指摘する声もある。
飲み込んだ際の応急処置は、牛乳や生の鶏卵などを飲ませ、吐き出させる。皮膚や目に付着した際には充分な水で洗い流すことが望まれる

毒物である亜硝酸塩は、日本では食品添加物として利用されている。肉加工品の塩せきに用いられ、特に非加熱のソーセージには発色や細菌繁殖を抑制するために添加が義務づけられているという。また、病原性大腸菌O157の毒素(ベロトキシン)増加を抑える効果があるとされるとウィキに記されている。

[ 2012年6月 8日 ]
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