一条工務店 ぽーんと300億円を寄付 浜松市の津波対策 防潮堤費用として
静岡県は11日、浜松市で創業した住宅大手メーカー「一条工務店」(本社・東京都江東区と浜松市、代表:宮地剛社長)グループから、計300億円の寄付を受け、浜松市の浜名大橋と天竜川の間に長さ17.5キロあまりの防潮堤などを整備する方針を明らかにした。
一条工務店は、今年度100億円、来年度以降、工事の進捗に応じて、2年間で200億円を寄付する予定。
寄付は、東日本大震災の被害状況を目の当たりにした創業者の大澄賢次郎氏が「育ててもらった地元に恩返ししたい」と防潮堤の費用として発案したもの。
浜松市は、巨大地震時の最大津波高を13.5メートルと想定。しかし、海岸には防潮堤はなく、これまで避難ビルの指定など避難方法を中心に対策を検討してきた。
県は、来年6月をめどにまとめる第4次地震被害想定を基に、具体的な設計などを決めていく考え。着工は、早くても2014年以降で予算規模は未定。寄付は基金に積み立てる。
宮地社長は、会社が大きくなれたのは、ひとえに地域の皆様の長年のご支援のたまもの。住民の不安を軽減するために1日も早く工事が進むことを願っていますとコメントしている。
(株)一条工務店の特色
木造軸組工法による建築を得意とし、ソロモンマホガニーの無垢など天然木材質をふんだんに用いた内装が特徴。
設立当初より、「地震に強い家づくり」をモットーとしていたため、東京大学との各種実大建物実験など産学協同にて住宅の耐震性、耐久性について早くから追求してきた。
免震住宅を他社に先駆けて導入し、戸数実績4,000棟あり、日本No.1(2011年4月現在)。
同社の技術である「一条ハイブリッド免震構法」はブリヂストンとの共同開発によるもの。
会社の方針として、「広告より実物を見る方がその良さがわかる」という理念に基づき、テレビや新聞の広告をほとんど行わず、住宅展示場だけでの宣伝に力を入れている。知る人ぞ知る住宅メーカー。
(株)一条工務店の概要
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会社名
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(株)一条工務店
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代表取締役社長
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宮地 剛
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本社所在地
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東京本社:東京都江東区木場5丁目10番10号
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浜松本社:静岡県浜松市西区大久保町1227番6号
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設 立
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1978年9月(昭和53年)
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業 種
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建設業
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事業内容
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住宅、建築 (住宅メーカー)
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資本金
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5億7,460万円 (2011年3月)(連結?)
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売上高
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2,189億円(2011年2月期連結)(戸建6位)
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従業員数
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約3,500名(連結)
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拠点数
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全国340ヶ所(住宅展示場+営業店舗) (連結)
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工場
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全国11ヶ所(連結)
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関連会社
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一条工務店仙台、一条工務店宮城、一条工務店群馬
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一条工務店千葉、タカノ一条ホーム 、一条工務店下電
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一条工務店広島、一条工務店山陰、一条工務店熊本
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日本産業
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(株)一条工務店(単独) 平成23年2月期 /百万円
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流動資産
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126,534
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流動負債
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75,392
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固定負債
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1,362
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固定資産
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34,190
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自己資本
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83,970
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(資本金)
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40
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総資産
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160,724
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負債+自己資本
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160,724
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・備考:資本金は40百万円だが、自己資本は839億円。増資している。
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売上高⇒
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183,006
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粗利益⇒
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43,415
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経常利益⇒
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18,100
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自己資本率⇒
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53.2%
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・備考:粗利率が23.7%と非常に高い。
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