アイコン 谷川弥一衆議を百条委出頭拒否で「刑事告発」/長崎県議会

谷川長崎県議会は4日、諫早湾干拓事業でできた農地の利用者の選考過程をめぐる問題で、県議会の百条委員会の出頭要請に正当な理由がないのに応じなかったとして、県議会は谷川弥一衆議院議員を地方自治法違反の疑いで長崎地方検察庁に刑事告発した。
5年前に行われた諫早湾干拓事業の農地の利用者の選考過程について検証している県議会のいわゆる百条委員会は、農地の利用者に選ばれた大村市の農業生産法 人T・G・F・の社長を務めていた谷川弥一衆議院議員の長男の谷川喜一氏(谷川建設社長)や農地の利用者の選考に関わった長崎県農業振興公社の当時の担当 者などを呼んで話を聞いてきたが、さらに谷川議員からも詳しく話を聞く必要があるとして、5月と6月に2度、百条委員会に出頭するよう要請した。しかし、 谷川衆議院議員は出頭を拒否していた。

農業生産法人T・G・F・の代表や役員には、問題が発覚して大騒ぎになるまで、谷川建設の谷川喜一社長が代表を務め、金子県知事(当時、現参議)の娘の谷川富貴(谷川喜一氏の嫁)が役員として就任していた。

設立して1年にも満たない農業生産法人が、農業の実績も殆どないまま、入植者条件に違反していたにもかかわらず、それも金子県知事(当時)の実娘とその娘の夫である谷川衆議の長男が作った農業法人が32ヘクタールをゲットするとは、やりたい放題の長崎県の県政である。
金子+谷川派閥の県会議員たちが大勢、入植問題はないとしており、時代をさかのぼるかのような県政に、もはや日本の常識が通用はない県に陥っていた。
やっと県民の総意である百条委が開催され、今の日本の常識に近づこうとしているが、利権議員たちが・・・。

農業生産法人T・G・F・が入植した場所は、諫早干拓事業でも本明川北側に位置し、最優良地とされている。入植面積は32ヘクタール(東京ドーム6.8個分、干拓総額から約120億円相当)。

[ 2012年7月 5日 ]
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