アイコン 近畿ツーリスト/上告棄却で負け2億23百万円の特損計上へ

近畿ツーリスト(KNT)は、平成21年10月1日、原告の(株)オンテックス(大阪市浪速区湊町2丁目2番45号)から、旅行券積立購入プラン「旅したく」の代金および約定サービス額約7億02百万円について、支払いを求める訴訟を提起された。

原告は、KNT元社員による詐欺行為により損害を受けたことから、表見代理ないし使用者責任が成立する旨主張していたが、KNTは、当該元社員には契約締結権限はなく、原告には当該元社員が、契約締結権限を有すると信じたことにつき正当な理由が存しない旨、および当該元社員の職務権限内で適法に行われた行為ではないことを知らなかったことに重大な過失がある旨等、主張し、表見代理及び使用者責任の主張は認められるものではなく、KNT側に法律上の責任はないとして、争ってきた。

 昨年9月14日の1審判決で、
(1)KNTは、使用者責任に基づく損害賠償金として、(株)オンテックスに対し、1億8,587万8,972円およびその支払済みまでの遅延損害金約3,712万円を支払うこと。
(2)控訴費用は、各控訴人が各自負担する。

との判決を受け、双方が上告していたものの、上告審の大阪高裁で7月13日、上告棄却の判決が出され、判決が確定した。

KNTは、今回の判決に伴い平成24年12月期第2四半期において遅延損害金を含む支払金額2億23百万円を特別損失として計上する。

[ 2012年7月19日 ]
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