アイコン 今度は道仁会系組事務所 手榴弾攻撃受ける/ 久留米市三潴

21日早朝、久留米市三潴町の指定暴力団道仁会系組事務所に手榴弾とみられる爆発物が投げ込まれたが、けが人はいなかった。
福岡県警は大牟田市の指定暴力団九州誠道会との抗争の可能性があるとみて捜査している。
県警によると、事務所は鉄筋コンクリート3階建て。1階と2階の外壁に爆発によるとみられる多数の飛散痕があり、1階出入り口の窓ガラスは全損するという大きな爆発であった。

今回、九州誠道会が動いたのか不明であるが、4月10日には、福岡市東区の路上で、九州誠道会幹部が銃撃を受け意識不明の重態になった事件があり、その報復の可能性もあると見られている。九州誠道会は元々道仁会の内組織であったが、2006年跡目を巡り大分裂、それ以来、骨肉の争いを続け、既に両組織の抗争は実に6年に及んでいる。

そうした関係で、両組織とも双方の組員や組事務所・出先・関係者・関係女性宅など知り尽くしており、今の警察捜査官では、九州(主に福岡・佐賀・長崎・熊本)のどこで事件が発生するのか皆目検討が付かない状況となっている。

両組織は、これまでに、九州各地で数え切れないほどの抗争事件を繰り広げ、一般人の入院患者が間違えられて射殺されるという悲惨な事件や道仁会会長宅に78歳の老人がマシンガンと手榴弾と拳銃で完全武装し、塀に梯子を掛け、乗り込み襲撃、会長敷地内で建屋に向け機関銃を乱射する事件も起きている(2011年8月)。

道仁会は、1986年7月から5ヶ月間、中洲戦争(=山道抗争、77件9人死亡)を山口組と抗争を繰り広げ、住吉連合会とも事を構えたことで知られる武闘派、今でも顕在である。九州誠道会には、今では菱組関係組織が付いているともいわれるが定かではない。
道仁会は福岡県南部筑後地方北部、ブリヂストンの発祥地久留米市を本拠とし、九州誠道会は筑後地方南部の旧産炭地大牟田市を本拠としている。

いい加減、手打ち式が行われてよさそうなものであるが、福岡県警も今では取り締まりで精一杯の人たちだけになり、「いいかげんにせんか」と乗り込む人もいない。そうした警察官も山道抗争時には古賀(別称:ドーベルマン コガ)という人がいて、道仁会を潰すと息巻き本気で徹底した取締りを敢行していたが、目立ちすぎたことから上層部が嫌い、上層部の支援も受けられず、警察内で浮き上がり、現職のまま自殺したといわれている。その後、そうした警察官のつわものは現れていない。(今では警察内部での密告ばかりが繁盛しているという)

福岡のほかの指定暴力団も下手に動いても警察に目立つだけであり、また利することもなく、寄り付こうとしない。それに、関西や関東の大物も九州の糞田舎の抗争事件であり、関係ないとした動きとなっているのか、それとも武闘派過ぎて手に負えないと見ているのか・・・。

福岡県警にも警察庁が応援部隊を送り込み、また、九州各県からも4課の相互協力体制をとっている。しかし、福岡県の暴力団関係事件は後を立たない状態が続いている。

100万都市北九州地区では、別の指定暴力団が存在。北九州地区でも手榴弾事件や銃撃事件が多発しているが何れも企業狙いとなっていた。しかし、本年4月8日には4課の警察官OBが銃撃を受ける事件も発生している。また、6月28日には市内の一般倉庫から軍事用のロケットランチャーや拳銃が発見されるなど穏やかではない。

旧産炭地の筑豊地帯には別の指定暴力団が構えているが、屋敷にはドーベルマンが何匹も迎える。

福岡県は福岡市を除き、それぞれ地域の棲み分けが効いている。しかし、福岡市の中洲界隈には全国の関係者の事務所があるほど賑やか、その中核は、指定暴力団福博会と山口組系及び道仁会系となっている。

ネオン街も不況で閑古鳥が鳴き、色々な所の水揚げが落ちており、九電会長宅(当時)に手榴弾が投げ込まれるなど企業関係者を狙った犯行も多発している。一方で、こうした抗争事件も多発、警察も人手がいくらあっても足りない状態となっている。(人手だけではないのだろうが・・・)

こんな広報は全国で福岡県警だけであろう。

[ 2012年8月22日 ]
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