ジュピターテレコムと№2のJCNが経営統合/J:COMの第3四半期
ケーブルテレビ首位のジュピターテレコムと業界2位のジャパンケーブルネットが、来年
秋をめどに経営を統合することが正式に決まった。ジュピターテレコムの大株主の住友商事とKDDIが24日、記者会見して発表した。
J:COMの第3四半期の状況は次のとおり
J:COM=ジュピターテレコム
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内訳
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2012年12期第3四半期 前年同期比
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加入状況
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加入世帯数
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前年同期比4.8%増
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3,714,000世帯
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電 話
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同12.6%増
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2,423,100件
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インターネット
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同9.6%増
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1,935,700件
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ケーブルテレビ
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同3.3%増
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3,110,500件
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バンドル率
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同0.06ポイント上昇
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2.01
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<昔、筆頭株主を争っていた結果は>
J:COM大株主
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株主
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所有株
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所有率
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住友商事
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2,777,912
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39.98
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KDDI
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2,133,797
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30.71
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時価総額は、7,725億97百万円(10/24)
<業績>
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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11年12月期第3四半期
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276,299
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57,229
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55,232
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29,777
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12年12月期第3四半期
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281,829
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53,584
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52,634
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29,858
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前期第3四半期比
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102.0%
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93.6%
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95.3%
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100.3%
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12年12月期通期予想
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378,000
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73,500
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71,000
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39,000
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11年12月期実績
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369,073
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71,075
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68,532
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37,278
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10年12月期実績
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360,112
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66,735
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63,167
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37,690
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09年12月期実績
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333,724
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61,159
|
57,834
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30,453
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08年12月期実績
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294,308
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53,675
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49,733
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27,964
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通期予想/前期比
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102.4%
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103.4%
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103.6%
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104.6%
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<J:COMとJCNが経営統合>
JCN=ジャパンケーブルネット(株)概要
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所在地
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東京都中央区日本橋兜町5-1
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代表
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藤本 勇治
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設立
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2001年3月
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資本金
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348億72百万円
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年商
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約905億円(18局連結)
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当期利益
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約97億円(18局連結)
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主要株主
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KDDI
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加入世帯数
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約468万世帯(18局連結)
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地域
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関東に18局(局数は20局あり)
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JCNの加入状況(19局)
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総加入世帯数
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1,120,300世帯
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ケーブルテレビ
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870,500件
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インターネット
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560,900件
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電 話
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595,200件
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バンドル率
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1.80
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・出典:会社資料/会社概要の468万世帯とは異なっている。
<経営統合>
両社は今後、共同でTOB=株式の公開買付などを行って、ジュピターテレコムの株式
を2社で持ち合うことにしている。
そのうえで、KDDIの子会社で業界2位のジャパンケーブルネットと来年秋をめどに経営を統合させる計画。
統合によって、ケーブルテレビの有料の多チャンネル放送の加入者数が、およそ400万世帯と、業界のおよそ5割のシェアを占めることになる。
ケーブルテレビ会社は、電話やインターネット接続サービスなども収益の柱としており、NTTなどとの競争が激しくなっている。
今回、規模を拡大することで、ケーブルテレビの運営の効率化を図るとともに、放送と通信を連携させたサービスの充実させて競争力の強化を図りたい考え。
KDDIは「スマートフォンなどの普及で、インターネットやテレビの利用が多様化するなかで、さまざまな利用者を結びつける事業を強化し、統合の効果を拡大したい」としている。
J:COMの増資では、KDDIとこれまでの関係及び俺が俺がの住友商事がもつれ、結果住友商事が筆頭株主になることで一件落着していたが、今回の統合で、KDDIが持株比率で筆頭株主になる可能性が高い。
[ 2012年10月25日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
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