アイコン マクドナルド/不況の波押し寄せる

日本マクドナルドは、2012年9月の既存店売上高は対前年比▲3.6%減となったが、バリューキャンペーンの継続強化が奏功し、既存店客数は対前年比で+1.3%と5ヶ月連続で増加となったと説明している。
また、全店売上高は、対前年比▲1.1%減となったが、大型ドライブスルー店舗を中心とした新店投資効果は引き続き売上に寄与しており、9月までの累計では、対前年比+0.4%となっている。

9月は秋の定番商品である「月見バーガー」、期間限定のデザート「マックフルーリーキットカット&ストロベリー」の販売に加え、バリューキャンペーン強化として¥120マック「レタス&ペッパーバーガー」の期間限定販売、また、「マクドナルドハンバーガーデー」を実施し好評であった。
 今後も、増加しているお客様に引き続き満足の頂ける高いレベルのQSC(品質、サービス、清潔さ)を提供するとともに、独自性のある、お客様の嗜好にあったおいしいメニューをご提供できるよう努めるとしている。

全店売上高の昨年からの21ヶ月において、前年同月比プラス月数は9ヶ月、マイナスが12ヶ月と、マイナス月数が多くなっている。
既存店では、9月までの6ヶ月間連続してマイナスとなっており、大震災を経験した昨年の3ヶ月のマイナスを既に7ヶ月と大きく悪化している。
日本人は、味に関係ないアメリカ人ではないことから、不況のおり、価格を上げず、味をよくする手立てが必要だろう。客数増で売上減の数値は、同社にも不況の波が押し寄せていることを表しているようだ。

売上高 前年同月比推移
2012
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
全店
3.5
1.1
8.6
-0.8
-8.4
1.5
-1.4
0.1
-1.1
 
 
 
既存店
1.3
-1.2
6.0
-3.6
-11.0
-1.4
-4.1
-2.5
-3.6
 
 
 
客数
6.3
3.4
6.7
-6.4
2.2
4.2
1.6
6.6
1.3
 
 
 
客単価
-4.8
-4.5
-0.7
3.0
-12.9
-5.4
-5.6
-8.5
-4.9
 
 
 
 
2011
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
全店
-3.5
-1.7
-12.8
-1.7
-2.8
-2.3
-4.9
-8.9
5.3
2.6
10.2
7.0
既存店
2.2
4.3
-7.2
3.9
1.2
1.2
-3.6
-7.9
5.0
1.7
8.7
5.0
客数
2.4
14
-6.7
3.8
-0.9
1.1
-0.8
-5.7
2.8
1.9
13.5
3.3
客単価
-0.2
-8.5
-0.4
0.1
2.0
0.1
-2.9
-2.4
2.2
-0.2
-4.2
1.6
 
 
 
 
売上高 前年同月比推移
2012
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
全店
3.5
1.1
8.6
-0.8
-8.4
1.5
-1.4
0.1
-1.1
 
 
 
既存店
1.3
-1.2
6.0
-3.6
-11
-1.4
-4.1
-2.5
-3.6
 
 
 
客数
6.3
3.4
6.7
-6.4
2.2
4.2
1.6
6.6
1.3
 
 
 
客単価
-4.8
-4.5
-0.7
3.0
-12.9
-5.4
-5.6
-8.5
-4.9
 
 
 
2011
1
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3
4
5
6
7
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9
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11
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全店
-3.5
-1.7
-12.8
-1.7
-2.8
-2.3
-4.9
-8.9
5.3
2.6
10.2
7.0
既存店
2.2
4.3
-7.2
3.9
1.2
1.2
-3.6
-7.9
5.0
1.7
8.7
5.0
客数
2.4
14
-6.7
3.8
-0.9
1.1
-0.8
-5.7
2.8
1.9
13.5
3.3
客単価
-0.2
-8.5
-0.4
0.1
2.0
0.1
-2.9
-2.4
2.2
-0.2
-4.2
1.6
 
[ 2012年10月10日 ]
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