アイコン リーバイ・ストラウスJ/11月第3四半期  エドウィンの利益が気になる

同社は、昨年より注力している在庫の適正化やコア商品である収益性の高 いボトムスの販売等が功を奏して、返品調整引当金戻入後の売上総利益率が44.1%から55.5%と11.4%改善し、売上総利益が8億54百万円増加の 39億15百万円(前年同期比27.9%の増加)となった。また、人件費の削減、減価償却費の減少等により販売費及び一般管理費は、4億90百万円減少の 38億88百万円(前年同期比11.2%減)となったとしている。最終利益は、物流基地の移転や再建の見直しから評価損処理を行い、今期も大赤字となって いる。

リーマン・ショックから売上高が半減しているが、消費不況は深刻化しており、また、ユニクロのguなど低価格品が成長、同社の販売価格帯では太刀打ちできなくなっている。また、脚長や美尻ジーンズの流行に乗り遅れたこともあろうが、そうした高価格帯のジーンズも今では売れなくなっている。
こうした中、利益を出し続けたとされるエドウィンの業績・財務内容が、同社の巨額証券投資失敗で、経理担当役員が自殺して露見した粉飾決算が気になるところである。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年11月期第3四半期
6,942
-1,316
-1,234
-1,678
12年11月期第3四半期
7,049
27
57
-1,542
前期第3四半期比
101.5%
 
 
 
12年11月期通期予想
9,700
-150
-100
-1,750
11年11月期実績
9,190
-1,242
-1,154
-1,609
10年11月期実績
13,169
-2,425
-2,294
-3,587
09年11月期実績
17,134
-687
-541
-547
通期予想/前期比
105.5%
 
 
 
 
[ 2012年10月15日 ]
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