野村不動産/中間期 分譲マンション好調 平均価格は5千万円近辺
同社の中間期における分譲マンションの状況は、売上計上は、昨年同期の東日本大震災や福島原発水素爆発の影響の反動から増加し、戸数が1844戸(前年同期800戸)、売上高が980億29百万円(同377億92百万円)と大幅に増加した。
また、中間期末契約残高も大幅に増加し、契約済未計上戸数5,324戸(前年同期3,796戸)、契約高2,555億65百万円(同1,900億46百万円)に達している。
当期引渡した分譲マンションは「プラウド大井ゼームス坂」(東京都品川区)、「中野ツインマークタワー」(東京都中野区)、「プラウドタワー住吉」(兵庫県神戸市東灘区)等となっている。
なお、当中間期における1個あたりの分譲マンション販売価格平均は5,316万円となっている(前期の1戸当たり平均価格は4,724万円)。首都圏での開発分で都心部の大型物件の売上高が多かったことからだが、同社は首都圏と大阪周辺の都心部を重点開発している。また、契約残における平均価格は4,801万円となっている。
<事業計画>
同社は29日、事業計画も発表している。それによると、
2016年期までに営業利益を650億円
2019年期までに同800億円。
2022年期までに同1,000億円
としている。営業利益に直結する一番の手法は不動産分譲事業であり、今後、分譲マンションや戸建分譲地の開発を積極化させるものと思われる。なお、当計画では海外展開には触れていない。
(分譲マンション外の事業については割愛した)
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第2四半期
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151,483
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18,206
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10,943
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5,034
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13年3月期第2四半期
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222,597
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30,928
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25,256
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13,281
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前年同期比
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146.9%
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169.9%
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230.8%
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263.8%
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13年3月期予想
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516,000
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55,000
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42,000
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19,000
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12年3月期実績
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450,807
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49,939
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34,173
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17,591
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11年3月期実績
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480,983
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42,083
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26,149
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5,471
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10年3月期実績
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434,226
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39,274
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23,967
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4,660
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13期予想/12期比
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114.5%
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110.1%
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122.9%
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108.0%
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