9月の住宅着工動向15.5%増の7万4千戸/年換算86.6万戸
国交省は31日、9月の住宅着工件数の動向を次のとおり発表した。
・9月の住宅着工戸数は、74,176戸(前年同月比15.5%増)、季節調整済年率換算値で86.6万戸(前月比2.5%減)となった。
持家、貸家、分譲住宅が前年同月比で増加となり、総戸数として前年同月の水準を上回った。
季節調整済年率換算値(86.6万戸)では、前月(88.8万戸)の水準を下回ったものの、平成23年度全体の戸数(84.1万戸)を上回っており、最近1年の動きをみると、多少の振れを伴いつつも、緩やかながら持ち直しの動きは継続しているとみられる。
・ 今後の先行きについては、雇用・所得環境の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況等を引き続き慎重に見極める必要がある。
<持家>注文住宅
前年同月比では3ヶ月ぶりの増加(前年同月比12.6%増の2万6,253戸、季節調整値の前月比8.4%増)。
<貸家>借家・アパート・賃貸マンション
前年同月比では3ヶ月ぶりの大幅増(前年同月比35.4%増の2万6,253戸、季節調整値の前月比0.9%増)。
(8月前年同月比-2.7%減の27,616戸、7月同-14.7%減の25,982戸、6月同3.3%増の26,976戸)
<分譲住宅>
前年同月比では前月の減少から再びの増加(前年同月比4.8%増の1万9,410戸、季節調整値の前月比10.1%減)。
<うち分譲マンション>
前年同月比では前月の減少から再びの増加(前年同月比1.8%増の9,219戸)。
(8月前年同月比-3.6%減の10,311戸、7月は同1.4%増の9,920戸、6月同-20.2%減の7,036戸)
<うち分譲戸建住宅>
前年同月比では前月の減少から再びの増加(前年同月比7.9%増の1万135戸)。
<地域別着工概評>
北海道・東北・四国・九州では20%以上の高い伸びを示した一方、中部・近畿圏は1桁前半の伸びとなっているが、全地域で伸びた。
<首都圏>
・貸家の着工が前年同月比26.4%の高い伸びを示し9,684戸となった。
(8月前年同月比-2.0%減の10,363戸、7月は同-22.4%減の8,697戸、6月同-4.7%減の9,121戸)
・分譲マンションは、同15.0%増の5,186戸となった。
(8月前年同月比-16.2%減の6,027戸、7月は同23.6%増の6,576戸、6月同-23.2%減の4,228戸)
9月の住宅着工状況
|
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地域
|
戸数
|
前年同月比
|
北海道
|
3,300
|
38.1
|
東北
|
4,829
|
39.6
|
関東
|
32,050
|
15.2
|
北陸
|
2,370
|
10.2
|
中部
|
8,027
|
2.3
|
近畿
|
10,066
|
2.9
|
中国
|
3,496
|
19.0
|
四国
|
1,807
|
41.2
|
九州
|
7,063
|
25.5
|
沖縄
|
1,168
|
29.3
|
合 計
|
74,176
|
15.5
|
[ 2012年10月31日 ]
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