アイコン 寿スピリッツ/中間期 増収大増益 ルタオ・九十九島煎餅

同社は全国のお菓子のお土産屋さんを買収し事業拡大させている鳥取米子に本社を構える会社であるが、中間期について次の通り発表している。

1、ケイシイシイ
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、利益率の改善に注力し、プロモーション費用などの効率的な使用や道外催事などの外商部門の採算管理の徹底に努め、また、新商品の開発や通信販売の強化を推進した。商品展開では、ルタオ15年目の記念スイーツ「ルーローブラン」の発売、椿酵母を使用した「北海道生クリーム食パン」を投入したキャンペーンや頒布会を開始した。また、道内店舗では、新規出店効果や北海道の旅行需要の回復傾向により、小樽地区及び千歳空港が堅調に推進した。その結果、売上高は、32億53百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は2億98百万円(前年同期比135.4%増)と好調に推移している。
 
2、寿製菓
寿製菓は、「ラングドシャ」商品を中心にグループ向け売上が増加したことに加え、関東の代理店向けに4月に開通した新東名高速道路のサービスエリアへの新商品の投入、地元山陰地区では、古事記編纂1300年イベント
と連携し、主力商品「因幡の白うさぎ」の販売強化、また、「栃の実茶」の通信販売の強化などに努めた。その結果、売上高は37億06百万円(前年同期比11.4%増)、営業利益は3億49百万円(前年同期比64.7%増)と好調。
 
3、販売子会社
販売子会社は、駅・空港・高速道路などの交通機関チャンネルを中心に、販売強化に努め、名古屋地区では「小倉トーストラングドシャ」、宮崎地区では、「宮崎マンゴーラングドシャ」の拡販強化、また、京都地区では、新ブランド「KYOTO VENETO(ベネト)」を立上げた。その結果、売上高は21億30百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は1億08百万円(前年同期比14.0%増)となった。
 
4、九十九島グループ
九十九島グループは、新商品を投入した大手テーマパーク向け売上が好調に推移したほか、「九十九島せんぺい」と「はなかご」のモンドセレクション3年連続最高金賞W受賞のPR展開に努めました。その結果、売上高は14億49百万円(前年同期比6.0%増)、営業利益59百万円(前年同期比108.9%増)となった。
 
5、但馬寿
但馬寿は、前年同期の震災影響の反動増などにより堅調に推移し、売上高は5億28百万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は40百万円(前年同期比32.8%増)となった。
 
6、シュクレイ
事業の再構築を進めているシュクレイは、新規出店では、4月にルミネ大宮店、5月に東急百貨店渋谷店、7月にルミネ立川店、9月にルミネ藤沢店及びラゾーナ川崎プラザに出店した。また、期間限定の催事販売では、新ブランド「ザ・メープルマニア」を投入し、6月に羽田空港第1旅客ターミナル、7月より東京駅グランスタダイニングにおいて出店し売上高の拡大に努めた。その結果、売上高は7億40百万円(前年同期比98.5%増)、営業利益は24百万円(前年同期は営業損失7百万円)となったとしている。
 同社は、売上高の伸長より、営業利益率が前期5.23ポイントから、8.37ポイントへ大幅に増進したことが、当期利益の拡大となっている。特に「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイの売上高と利益の大幅拡大がこうした利益率の伸長を果たしている。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第2四半期
9,058
474
457
220
13年3月期第2四半期
9,808
821
830
497
前年同期比
108.3%
173.2%
181.6%
225.9%
13年3月期予想
20,740
2,010
2,020
1,160
12年3月期実績
19,737
1,564
1,525
702
11年3月期実績
18,432
1,254
1,314
580
10年3月期実績
18,721
1,777
1,816
981
13期予想/12期比
105.1%
128.5%
132.5%
165.2%
 

[ 2012年11月 5日 ]
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