ブリヂストン/第3四半期 大幅増益 今季最高益に
同社は過去F1へ進出してタイヤ技術の高さを世界に証明してみせたが、前期決算での市場別売上高は、海外市場分が77%と国内の23%を圧倒している。タイヤ生産の海外生産比率も既に70%(今期末予定71%)を超えている。
そのため、経済・財政に関係ない特殊要因によって円高となっている影響をあまり受けなくなっている。
販 売先別では(地域間取引を含む)、日本は1兆2,290億円(33%)(輸出車の輸出先市場カウント)、米州(北米・中南米)が1兆2,886億円 (35%)、欧州が4,131億円(11%)、その他域が6,996億円(20%)となっており、合計は地域間取引が重複することから3兆6,303億円 となっている。なお、米国での売上高は9,938億円。
タイヤの売上高が2兆5,397億円(83%)、多角化製品(化成品・米国屋根材・スポーツ)が5,005億円(27%)となっている。
<第3四半期>
国内はエコカー補助金もあり好調に推移。大市場の米国の経済は一進一退、欧州が財政悪化が実態経済を悪化させ、中国も景気減速懸念が鮮明となっており、総じて前期並みの売上高となっている。鉱山開発用などの特殊タイヤは好調に推移したとしている。多角化分野は変わらず。
売上高の変化が殆どないにもかかわらず、利益が大幅に増加することにつき、同社はまだ発表していないが、中間期によるとタイヤ部門の営業利益率が前年同期の7.4%から9.7%に1.7ポイント増加、また多角化部門も同1.6%から5.4%へ3.8ポイントも増加していることにある。まだ具体的な説明をしていないが、戦略商品のタイヤ拡販が順調に進んだこと、鉱山用などが増加したことなどを上げている。共に利益率が高いものと思われる。
同社の利益は、これまで最高の売上高を計上した2007年期(売上高3兆3,902億18百万円)の当期利益1,807億96百万円が最高益であったが、経常利益は1,981億03百万円しかなく、特殊要因での最高益であった。今期は経常利益・当期利益とも真の最高益となる。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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11年12月期第3四半期
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2,234,433
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143,399
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129,866
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81,952
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12年12月期第3四半期
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2,226,321
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204,274
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196,784
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115,871
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前年同期比
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99.6%
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142.5%
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151.5%
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141.4%
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12年3月期予想
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3,130,000
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287,000
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269,000
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172,000
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11年3月期実績
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3,024,355
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191,321
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179,317
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102,970
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10年3月期実績
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2,861,615
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166,450
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147,905
|
98,913
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09年3月期実績
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2,597,002
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75,711
|
54,457
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1,043
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13期予想/12期比
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103.5%
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150.0%
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150.0%
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167.0%
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[ 2012年11月 8日 ]
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