JFEエンジニアリング/沈下した石巻漁港桟橋の災害復旧工事を受注
JFEエンジニアリングは、総合評価方式の入札により、東日本大震災で被災した石巻漁港の桟橋災害復旧工事を受注した。
石巻漁港は、地震により大きな地盤沈下を引き起こし、桟橋高さが被災前に比べ約1.4m低い状態となっている。そのため、大潮や満潮時には桟橋が冠水するなどの状態が続いている。当漁港は日本でも有数の大規模漁港であるため、早期の復旧が望まれている。
既設コンクリート桟橋は、上部コンクリートが地震により損傷したが、それを支える鋼管杭の一部は健全な状態。そこで同社は、既設の上部コンクリートを撤去した後に経済的に復旧する工法として、健全な既設鋼管杭と新たな鋼管杭の上に鋼製ジャケットを被せて桟橋を再構築するというジャケット式桟橋工法を提案した。
同工法は、鋼材をトラス形式に自由に組合せることで軽量かつ高い耐震性を有する。さらに工場製作による大ブロック化が可能なため、コンクリート桟橋と比較して現地作業を半分以下に工程短縮できるというメリットがある。
■受注工事概要
1.発注者:宮城県
2.工事名:石巻漁港-7.0m桟橋外災害復旧(その2)工事
3.工事場所:宮城県石巻市魚町一丁目地先 石巻漁港(港内の桟橋)
4.工事概要:ジャケット12基の製作
復旧延長 720mのうち(今回受注分470m)
5.工期:2012年12月14日~2014年3月28日
[ 2012年12月20日 ]
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