アイコン 鹿島建設/3月決算 大幅増益 受注状況付き

同社は当期の業績について、次のとおり説明している。

1、土木事業は、売上高は前期比▲5.1%減2,694億円、営業利益は▲81億円の赤字(前期は52億円の黒字)で、赤字原因は海外工事の一部で採算性を悪化させたためとしている。国内での労務費や資材高騰の影響としてはいない。
2、建築事業は、売上高は前期比▲03.%減の7,459億円、営業利益は前期比▲26.1%減の99億円。
3、開発事業は、売上高は前期比▲19.7%減の545億円、営業利益は▲4億円の赤字(前期は9億円の赤字)
4、国内関係会社は、売上高は3,200億円で前期と変わらず、営業利益は前期比▲12.7%減の86億円。
5、海外関係会社は、売上高は35.3%増の2,233億円、営業利益は前期比421.9%増の73億円となっている。海外工事では直接本体が工事した分に付き、採算性を悪化させたようだ。

なお、当期の最終利益が多いのは、関係子会社が区分所有していた賃貸ビルを売却したため、売却益が発生して、最終利益を押し上げたものである。
 今期については、アベノミクスへの期待はあるものの、労務費や資材高騰の影響もあり、民間工事の増加も芳しくなく競争も激しくなり厳しいと予想している。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期
1,325,679
17,272
17,502
25,844
12年3月期
1,457,754
29,499
41,343
3,833
13年3月期
1,485,019
18,469
24,633
23,429
13年期/12年期比
101.9%
62.6%
59.6%
611.2%
14年3月期予想
1,430,000
31,000
31,000
17,000
14期予想/13期比
96.3%
167.8%
125.8%
72.6%
2013年3月期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
1,686,072
318,126
320,449
19.0%
 
2013年3月期における受注状況と受注残高(前期比較)
 
平成24年3月期
平成25年3月期
 
 
 
受注高/百万円
受注高/百万円
増減率
土木
官庁工事
192,591
117,692
-38.9%
民間工事
103,940
101,811
-2.0%
合計
296,531
219,503
-26.0%
建築
官庁工事
48,888
60,255
23.3%
民間工事
698,895
694,440
-0.6%
合計
747,783
754,695
0.9%
官・民・海・別
官庁工事計
241,479
177,947
-26.3%
民間工事計
802,835
796,251
-0.8%
国内受注計
1,044,314
974,198
-6.7%
海外土木
8,718
21,853
150.7%
海外建築
52
8
-84.2%
海外受注計
8,770
21,861
149.3%
不動産事業
48,035
57,549
19.8%
その他
 
 
 
受注総合計
1,101,119
1,053,608
-4.3%
2012年と2013年3月期末受注繰越高(残高)
受注残高
土木
416,312
372,156
-10.6%
建築
790,752
799,531
1.1%
海外
20,641
36,662
77.6%
不動産事業
17,798
20,839
17.1
受注残高合計
1,245,503
1,229,188
-1.3%
 
[ 2013年5月22日 ]
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