新日鉄住金/釜石市上中島復興公営住宅 I期竣工 15年までに復興住宅2万戸
岩手県釜石市と新日鐵住金、新日鉄興和不動産が、2012年10月に着工した『釜石市上中島復興公営住宅 I期』54戸が、2013年3月27日(水)に竣工する。
本事業は、釜石市、新日鐵住金、新日鉄興和不動産の3者間において2012年9月27日、「上中島地区災害復興公営住宅整備推進に向けた覚書」を締結し、新日鐵住金が所有する敷地において、新日鉄興和不動産が復興公営住宅(I期54戸、II期156戸)を整備するもの。
また、いち早く官民が連携し事業を推進した結果、岩手県において木造を除く新築集合住宅では最も早い竣工となる。
建物は、災害に強い住宅を早期に整備するという釜石市のニーズを踏まえ、工期が短く、経済性に優れたスチールハウスを採用した。
尚、完成後は、土地・建物を釜石市が買い取る。
■物件概要
・名称 :釜石市上中島復興公営住宅 I期
・所在地 :釜石市上中島町4丁目
・敷地面積 :3,745.52m2
・整備戸数 :復興公営住宅 54戸
・構造・規模:薄板軽量形鋼造 3階建(NSスーパーフレーム工法TM)
・間取り :1LDK(18戸)2LDK(36戸)
・着工 :2012年10月10日
・竣工 :2013年3月27日
・土地所有者:新日鐵住金
・建築主 :新日鉄興和不動産
・基本設計 :日本設計
・設計 :太平工業建設事業部 一級建築士事務所
・施工 :太平工業・太平工業釜石共同企業体
<15年度までに復興住宅2万戸建築>
政府の東日本大震災復興推進会議が7日開催され、2015年度までに岩手、宮城、福島3県で災害公営住宅1万9260戸を整備し、東京電力福島第1原発事故で避難した住民の早期帰還を促すことなどを盛り込んだ新たな復興施策を決定した。
(やっと、復興住宅建築が本格的に動き出す。しかし、建築するゼネコンにとって、職人の需給が更に逼迫し、労務費が更に上昇することが懸念される。これまで既に全国で職人さんの需給が逼迫、労務費が全国で高騰して多くの建築ゼネコンが、売上高は前期比増加させながら、利益を大きく落としたり、赤字になったりしている。こうしたことも現場やゼネコンにとっては大問題だ)

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