アイコン マダニSFTS重症熱性血小板減少症候群/死者7人目 鳥インフル/9人

佐賀県は10日、県内北部で農業を営む60代の男性がマダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染し、昨年6月に死亡していたことが確認されたと発表した。
県健康増進課によると、全国で死亡が確認されたのはこれで7人目。判明した感染例としては11人目になる。
 同課によると、男性は昨年6月中旬に発熱などの症状を訴え、唐津赤十字病院で同月下旬に死亡した。同病院が今年3月末、SFTSの疑いがあるとして唐津保健福祉事務所に報告。国立感染症研究所の遺伝子検査などでSFTSと確認された。

<マダニ媒介の重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSウイルス)>
ダニが媒介する病原体ブニヤウイルス科の重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSウイルス)。
殆ど丘陵地帯の農地などでダニに噛まれ、発症している。マダニが活動を活発化させるのは春から秋にかけてである。
 草むらには、手足は着衣し、草むらから出たら、はたいて振り払う。

<症状>
ほとんどは突発性であり、全身のだるさや吐き気などの症状を伴う。
その後高熱、喀血(かっけつ)、嘔吐(おうと)、下痢、肝機能低下、髄膜炎などの症状を示す一方、血小板、白血球などが急減、血液凝固も現れている。
重い場合は大便が黒くなり、歯茎出血などの症状もあり、多臓器不全を示す。

<死亡地>
山口県・広島県・愛媛県・宮崎県・高知県・長崎県・鹿児島県・佐賀県の 西日本一帯

<<H7N9型ウイルス鳥インフルエンザ>>
中国の上海など中国各地で死亡している。現在のところ、鳥から感染しており、人から人への感染例は認められていない。ウイルスは中国で食用の鶏・鳩・鶉から検出されている。中国での死亡者は9名が報告されている。
H7N9感染患者の内訳は、上海13人(うち5人死亡)、江蘇省8人(うち1人死亡)、安徽省2人(うち1人死亡)、浙江省5人(うち2人死亡)。4省・市の19地市級区域に拡大している。
 上海の死亡例が多く、日本から渡航する人も多く、厳重な注意を要する。
4月4日ベトナムで死亡した男児はH5N1型鳥インフルエンザウイルスによるもの。

[ 2013年4月10日 ]
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