アイコン インドネシア初の地下鉄(MRT)着工へ/大林・清水・三井住友建設

ジャカルタ首都特別州のジョコウィ知事は2日、都市高速鉄道(MRT)建設事業の第一期工事の落札業者名を正式に発表した。
三区間のうち、二区間を大林組、清水建設、国営建設ウィジャヤ・カルヤ、一区間を三井住友建設、国営建設フタマ・カルヤの企業連合が受注した。

1980年代後半の構想から24年。ジョコウィ知事が昨年10月知事就任から半年かけ、事業費の8割強を日本の円借款が占める大型プロジェクトを大幅に見直した。結局、市政府が全体の42%の負担を主張していたものの、市が51%、国が49%を負担することで決着していた。

MRTの第1期工事は、南ジャカルタのルバックブルスからHI前ロータリー間の15.7キロ。ルバックブルスからチプテ、ブロックM、シシンガマンガラジャ通りまでが高架部分。同通りアル・アズハル大からHI前ロータリーまでが地下鉄となり、完成すればインドネシア初の地下鉄となる。
 
日本の建設業者からは、ジョコウィ知事になってから、落札業者の発表も当初の4月末からずれ込み、理由も不明確なまま建設費の再交渉を唱えるなど、困惑させられてきた。だが、今後は、円滑に建設事業が進むような環境を整えてほしいとしている。 
第1期工事の総工費は15兆7000億ルピア(約1,570億円)で、16年末完成の予定。
ジャカルタ首都市は人口950万人、ジャカルタ都市圏では2200万人の巨大都市、インドネシアの人口は2億3千万人(第4位)。

インドネシア初の地下鉄(MRT)着工へ

[ 2013年5月 7日 ]
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