アイコン あじみ屋と飛騨むすび 不適正表示のJAS法違反で指示処分/農水省

農水省は17日、使っているコメの品種や産地を不適正に表示したおにぎりを販 売したとして、おにぎりなどの加工食品製造、販売を手掛ける(株)あじみ屋(大阪府松原市一津屋6丁目1番1号)と飛騨むすび(岐阜市高森町7丁目11番 地)の2業者に対し、日本農林規格法(JAS法)に基づいての表示の是正や再発防止を指示した。

<あじみ屋>
1. 近畿農政局及び独立行政法人農林水産消費安全技術センターが、平成25年3月4日から平成25年6月18日までの間、株式会社 あじみ屋(大阪府 松原市 一津屋六丁目1番1号。以下「あじみ屋」という。)に対し立入検査を行った。
2. この結果、農林水産省は、あじみ屋が、自らを表示責任者とする米飯加工品について、以下の行為を行っていたことを確認した。
(1)おにぎり(商品名「昔ながらのおむすび(うめ)」ほか6商品)について、「コシヒカリ」以外の品種が混合された精米を使用していたにもかかわらず、「伊賀米コシヒカリ」と一括表示欄外に表示し、少なくとも平成24年4月から平成25年4月24日までの間に、自社2店舗において一般消費者に、また、一般消費者向け商品として小売業者に、合計311,869個を販売したこと。
(2)おにぎり(商品名「たこむす(5個入り)」ほか1商品)及び弁当(商品名「多幸の宝箱」)について、食品添加物である「トレハロース」を使用していたにもかかわらず、原材料名として表示せず、少なくとも平成24年12月21日から平成25年3月4日までの間に、一般消費者向け商品として小売業者に、合計44,348個を販売したこと。

(トレハロース:でん粉から製造され、さっぱりとした上品な甘味を呈する、食品の三大栄養素である炭水化物(でん粉など)、蛋白質、脂質に対して品質保持効果を発揮する、また強力な水和力により乾燥や凍結からも食品を守り食感を保つ、矯味矯臭効果により苦味や渋味、えぐ味、生臭み、けもの臭、レトルト臭などを抑えるなど多様な作用による複合的効果が期待できるため、食品添加物としても利用されている。ほかには、化粧品の保湿成分として、医薬品として利用されている)

<飛騨むすび>
(1) 東海農政局及び独立行政法人農林水産消費安全技術センターが、平成25年3月11日から平成25年6月11日までの間、飛騨むすび(所在地:岐阜県岐阜市高森町7丁目11番地。代表 大野晴久。以下「飛騨むすび」という。)に立入検査を行った。
(2) この結果、東海農政局は、飛騨むすびが、自らを表示責任者とする米飯加工品(おにぎり。商品名「飛騨むすびうめ」ほか18商品)について、以下の行為を行っていたことを確認した。
ア、「飛騨高山産」以外の産地の精米を使用していたにもかかわらず、一括表示欄外に「飛騨高山のこしひかり」と表示したこと。
イ、「飛騨高山産」以外の産地の精米が混合された精米を使用していたにもかかわらず、一括表示欄外に「飛騨高山のこしひかり」と表示したこと。
ウ 不適正な表示であると認識しつつ、少なくとも平成23年9月30日から平成25年3月11日までの間に、自らの5店舗において一般消費者に、上記ア及びイの不適正な表示の商品232,153を販売したこと。

[ 2013年7月18日 ]
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