アイコン 年金基金運用のプラザアセットマネジメントに対し業務改善命令/金融庁

金融庁は2日、厚生年金基金などから約200億円を預かっていた投資 運用会社のプラザアセットマネジメント(株)(東京都港区西麻布三丁目21番20号、代表:文屋雅之、株主:プラザ・グループ(株) 100%)が、運用 に行き詰まっていたにも関わらず、新たな勧誘をしていたとして、金融庁は同社に対して、再発防止策を策定するよう求める業務改善命令を出した。

同社は中小企業でつくる全国の厚生年金基金などから約200億円の資金を預かり、アメリカの生命保険関連の事業に投資していた。しかし、リーマンショックなどの影響で、遅くとも、一昨年には運用に行き詰まっていたという。ところが、同社は、運用に行き詰まっていたことを説明せずに、新たな顧客を勧誘していたという。

このため金融庁は、重要な事実を説明せずに投資の勧誘をしていたとして、同社に対して、業務運営を見直し、再発防止策を策定するよう求める、業務改善命令を出した。

 当受託運用資金200億円のその後については、金融庁の改善命令ではまったく触れられていない。当事者間の問題として不問にしているのだろうか? 業務改善命令より、違法勧誘による法違反に問い、運用資金の状況把握の方が重要ではないだろうか。

【代表者略歴】
文屋 雅之
1992年 三和銀行(現 三菱UFJフィナンシャル・グループ)入行後、仙台支店、市場営業部、資金証券為替部証券投資室、アセットマネジメント業務室、及び企画部に勤務。
自己運用(国内外債券、先物、オルタナティブ等)及び資産運用企画等の業務に携わる。
ヘッジファンド投資の運用担当者として自ら情報収集・デューデリジェンスを行い、ポートフォリオを構築。また、銀行窓販開始に伴う販売投資信託の選定も担当。

2000年 インターネット専業証券を企画立案し、イー・ウイング証券(現 カブドットコム証券)設立に従事、その後、同社経営企画室長として三和銀行より出向。会社設立、当局との折衝、会社経営全般を担当。
日本オンライン証券との合併おいては、企画・実行面で中核的な役割を果たす。

2001年 RSアセット・マネジメント(現 ベイビュー・アセット・マネジメント)入社、その後、執行役員に就任。
経営管理、法務・コンプライアンス、商品・運用企画等を管掌。当時、同社の親会社であった米国運用会社からのマネジメントバイアウト(MBO)に経営メンバーとして参画し、独立系運用会社の発展に寄与。

2010年 プラザアセットマネジメント代表取締役社長に就任。

 

[ 2013年7月 3日 ]
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