アイコン アシアナ航空 着陸失敗炎上 着陸前に問題発生か

韓国の仁川発のアシアナ航空OZ214便旅客機ボーイング777-200型機が6日午前 11時36分、アメリカ・サンフランシスコ国際空港への着陸に失敗して炎上し、中国人女子生徒2人が死亡、180人以上が病院に運ばれた事故で、アメリカ のNTSB=国家運輸安全委員会はフライトレコーダーを回収し、事故原因の本格的な究明に乗り出した。
同機は、中国を出発、6日午後4時30分に韓国仁川空港を離陸、サンフランシスコ空港へ向かっていた。
同機には、乗客291人、乗員16人の計307人が乗っていた。アシアナ航空によると、乗客には中国人141人、韓国人77人、米国人61人、日本人1人が搭乗。

同空港関係者は、同機は着陸の際、尾翼部分が滑走路にぶつかり、機体がグルグル回転しながら機体後部尾翼部分が分離、同時に右翼部分から火災が発生、炎上したという。

NTSB=国家運輸安全委員会は事故現場から回収したボイスレコーダーやフライトレコーダーをワシントンにある研究所に送り、事故原因の本格的な究明に乗り出した。
公開された写真では2つのレコーダーに大きな損傷は見られず、今後、専門家による詳しい分析が行われることになっている。
また、これまでの調査で、この空港では滑走路に設けられた着陸を支援する装置の一部の機能が停止していたことが分かっている。
これについて、NTSBは、「着陸を支援するシステムはほかにも複数あり、肝心なのはパイロットがそれらをどう認識し、判断していたかだ」と述べ、近くパイロットやほかの乗員から話を聞くことを明らかにした。

アシアナ航空の尹永斗社長は7日、記者会見し、事故について、着陸前に異常を知らせる警報は確認されなかったと述べたという。また、複数の目撃者は、事故機は着陸時に不自然に機首が上がり、機体後部が滑走路に接触したと語っている。

アシアナ航空 事故

<着陸前に異常事態発生か>
一方、アシアナ航空機の着陸炎上事故で、事故機が管制塔に救急車両の待機を要請していたことが確認されたと中央日報は7日報じている。事故機機長と管制塔の交信内容は・・・。

午前11時21分 アシアナ航空214便、サンフランシスコ空港28番滑走路への進入許可を受ける。
午前11時22分27秒 機長:(聞き取れず)
午前11時22分30秒 管制塔:「救急車が出動する。緊急着陸の準備はできた」
午前11時22分37秒 機長:「アシアナ214便…(聞き取れず)」
午前11時23分10秒 機長:「アシアナ214便…(聞き取れず)」
午前11時23分25秒 管制塔:「救急車が向かっている。すべて準備できている」
午前11時26分 飛行機が緊急着陸 (その後炎上)

午前11時27分2秒 他機の機長:「(アシアナ機から)人が見える。いますぐに助けが必要だ。生きていて、歩いている」。

こうした報道が、事実ならば、着陸以前にパイロットが、機内の搭乗客に対し、なんら緊急情報をもたらさなかったという問題が浮上する。パイロットは4名、うち3名がフライト時間1万時間以上のベテラン、ほか1名も1万時間近いフライト時間を持つベテランぞろいだったという。
 

[ 2013年7月 8日 ]
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