アイコン 三井造船関係の(株)テクノ・シーウェイズ/破産開始決定

超高速貨客船所有の(株)テクノ・シーウェイズ(東京都港区浜松町2-2-15、代表:柴原三朗)は7月10日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、伊藤尚弁護士(電話03-3273-2600)が選任されている。

負債額は約120億円。

三菱造船

同社は三井造船主体に政府系機関などからの出資により、26時間を16時間に短縮する新型超高速船TSL(テクノスーパーライナー)を製造、東京 -小笠原父島間の航路運行会社の小笠原海運(株)へリースを目的とした会社。三井造船の出資比率は35%。

船は三井造船で完成したものの、小笠原海運が燃料高騰を理由に契約を反故にしたことから、利用されないまま、平成17年から係留されていた。

同船は、もったいないことに、三井造船が、解体指示してすでに売却している。格安で、沈没の危険性のあるフェリーをいくらでも運航させているアセアン諸国に破格値で売却すればよかったものを。同船は、日本の世界的な技術が結集して製造されていたことから、解体するものと思われる。

[ 2013年7月19日 ]
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