アイコン 7月 アバクロ・イーグル本場アメリカで苦戦  H&Mは増加

ティーン向けアパレル大手の米アバクロンビー・アンド・フィッチが22日に発表した第2四半期(8月3日終了)決算は、客足減が響き、既存店売上高と利益が予想以上の落ち込みとなった。
また、新学期商戦(9月が新学期)も不調となる可能性があるとの見通しを示した。
既存店売上高(オンライン販売含む)は▲10%減。アナリスト予想の▲2.5%減を超える大幅な落ち込みとなった。
総売上高は▲1%減の9億4570万ドル。市場予想は9億9620万ドルだった。ただ、海外での売上高は出店攻勢で15%増加した。
純利益は1,140万ドル、前年同期の1,710万ドルから減少した。

新学期商戦を含む第3四半期については、1株利益が0.40─0.45ドルとの見通しを示し、市場予想の1.06ドルを大きく下回っている。
アメリカン・イーグル・アウトフィッターズの決算もさえず、ティーン向けアパレル企業が苦戦を強いられている状況が浮き彫りとなった。アメリカン・イーグル・アウトフィッターズは、値下げ圧力が強かったとの見方を示し第2四半期既存店売上高は▲7%減少した。
米のエアロポステール も第2四半期、特に7月は販売促進の加速、客足の弱いトレンド、厳しい小売り環境といった特徴があったとしている。

一方、H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ・グループは2013年8月15日、7月の売上高(付加価値税を含む)が現地通貨ベースで前年同月比9%増になったと発表した。
既存店などの売上高は1%減少。同売上高には、店舗、インターネット販売、カタログ販売の売上高が含まれる。
2013年7月31日時点での店舗数は2940店となった。2012年7月31日時点では2603店だった。
H&Mは、日本でもあちゃこちゃに出店攻勢を仕掛けており、関連子会社の出店や、子供向け、マタニティ用など売る商品を仕掛け続けている。
H&Mは、ダサいアメリカのファストファッション、北欧の洗練されたH&Mという日本への販売戦略を日本の消費者に植えつけたみたいだ。

アメリカは金融規制当局が、長期にわたり政策を弄んでおり、その結果、長期金利も上がり始め、回復基調にあった国内経済・消費経済も右往左往し始めている。その影響を受けているのであろう。

[ 2013年8月23日 ]
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